マタイ  13章32節
13:32 それはどの種よりも小さいが、生長すると、野菜よりも大きくなり、1木となって、2空の鳥が来てその枝に宿るほどになる」。
13章32節 フットノート1

召会は王国の具体的表現ですが、食物となる野菜のようなものであるべきです。ところがそれは「木」となり、鳥の宿り場となって、その性質と機能が変わってしまいました。(これは、あらゆる植物はその種類にしたがわなければならないという、神の創造の法則に反します――創1:11―12)。このことは、コンスタンチン大帝が第四世紀の初期に、召会をこの世と混合させた時に起こりました。彼は数千の偽信者をキリスト教の中に持ち込み、それをキリスト教世界にしてしまい、召会ではないものにしました。ですから、この第三のたとえは、啓示録第2章と第3章における七つの召会の第三番目、ペルガモに在る召会に相当します(啓2:12―17――参照、12節のノート1)。からし菜は一年草ですが、木は多年生植物です。召会は、その天的で霊的な性質によれば、地上に寄留するからし菜のようであるべきです。しかしその生活が変えられると、召会は一本の木として深く根を下ろし、地に定着してしまい、枝、すなわち事業を繁栄させて、多くの邪悪な人物や事物を宿らせます。このようにして、天の王国の外観の外面の組織が形成されたのです。


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