マルコ  5章25節
5:25 そこに十二年間も血の流出を患っている1女がいた
5章25節 フットノート1

この女に関する出来事は、会堂管理人の娘の出来事とつながっており、彼女の病気の十二年が娘の年齢であること、一人は大人で一人は若くはあるが、両方とも女性であることから、これらの出来事は、一人の人の完全な物語であると考えてよいでしょう。この見方によれば、その娘は、いわば、その婦人の死の病の中で生まれ、また死の病のゆえに死んだのです。その婦人の死の病が救い主によっていやされた時、その死んでいた娘は死から起き上がりました。これは、堕落したすべての人は罪という死の病の中で生まれ、罪の中で死んでいることを象徴します(エペソ2:1)。その罪という死の病が、救い主の贖いの死によって取り扱われる時(Iペテロ2:24)、その人は死から命の中へ起き上がります(ヨハネ5:24―25)。


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