この言葉はイザヤ書第49章6節(イザヤ49:6)からの引用であって、神のしもべであるキリストのことを言っています。神はキリストを異邦人の光として、救いを地の果てにまで到達させられました。使徒パウロは、キリストにある神の救いを遂行する上でキリストと一つですから、この予言の言葉を、福音を宣べ伝える務めの中で自分自身に適用しました。それは、ユダヤ人が福音を拒否したために、福音が彼らから異邦人へ方向転換することを言っています。主は地上での彼の務めにおいて、頑固なユダヤ人に同じことを、ルカによる福音書第4章24節から27節(ルカ4:24―27)で言い表されました。
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