「五十番目の」を意味します。それは主の復活の日から、七週を置いて、次の五十日目の日でした。すなわち、主が十字架につけられた過越の日(ヨハネ19:14)の後の二日目(週の最初の日―ルカ23:54―24:1)から数えて、五十日目でした。それは、刈り入れの祭り(出23:16)とも呼ばれた七週の祭り(申16:10)の満了の日、すなわち収穫の初穂の束をささげる日から数えて、第七の安息日の翌日でした(レビ23:10―11、15―16)。神の御前にささげられた初穂の束のささげ物は、彼の復活の日、すなわち安息日の翌日に(ヨハネ20:1)神にささげられた、復活のキリストの予表でした(ヨハネ20:17)。その日からペンテコステの日までが、五十日でした(参照、1:3)。刈り入れの祭りは、復活のキリストによってもたらされた豊かな産物の享受を予表します。この豊かな産物は、手順を経た三一の神のすべてを含む霊、すなわち、彼が彼の選びの民に与えられた福音の祝福です(ガラテヤ3:14)。それは、彼らがすべてを含むキリスト(三一の神の化身)を、良き地として享受するためです。これは信者たちが、ペンテコステの日に満ちあふれる霊を受けることによって、良き地に入っただけでなく、神の新約エコノミーにおける神の全き分け前として、復活と昇天におけるすべてを含むキリストの満ちあふれる豊富(エペソ3:8)にあずかったことも意味します。
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