出典 |
フットノート |
| 啓示録 4:6 注2 |
神の御座の周囲の二十四人の長老たちは、すべての御使いを代表し、四つの生き物は、他のすべての被造物を代表しています。第一の生き物は獅子のようであって、獣を代表します。第二は子牛のようであって、家畜を代表します。第三は人のようであって、人類を代表します。第四はわしのようであって、鳥を代表します(7節)。神に創造された六つの部類の生き物のうち(創1:20―28)、地のはう物と水の中の生き物の二つは、ここに代表されていません。はう物のかしらは蛇であり、神の敵サタンの象徴です。サタンは火の池に投げ込まれ、新天新地にあっては何の地位もありません。また水の中の生き物は神の裁きの水の中にあって、それらは新天新地にはもはやいません(21:1)。ですから、これら二つの部類は、永遠にわたって神の御前で代表されることはありません。
四つの生き物のうち、子牛は清いのですが、獅子とわしは汚れています(レビ11:3,27、13―19)。贖われた後、それらはすべて清くなりました(使徒10:11―16)。それらのうち、子牛と人は柔和で温順ですが、獅子とわしは野性的で強暴です。贖いによって、それらは一緒に住むことができます(イザヤ11:6―9)。キリストの贖いは、人のためだけでなく、万物のためです(コロサイ1:20)。なぜなら、キリストはあらゆるもののために死なれたからです(ヘブル2:9)。 |
| 啓示録 4:7 注1 |
外見上、四つの生き物は、エゼキエル書第1章5節から10節(エゼキエル1:5―10)と第10章14節から15節(エゼキエル10:14―15)のケルビムに似ています。その六つの翼によれば(8節)、彼らはイザヤ書第6章2節(イザヤ6:2)のセラピムのようです(出25:20と列王上6:27のケルビムには二つの翼があり、エゼキエル1:6のケルビムには四つの翼があります)。彼らはケルビムとセラピムとの結合であるに違いありません。セラピムとして、彼らは神の聖のためであり(イザヤ6:3)、神の性質のことを言っており、ケルビムとして、彼らは神の栄光のためであり(エゼキエル10:18―19．ヘブル9:5)、神の表現のことを言っています。ですから、彼らは神の性質と表現のために立っています。 |
| 啓示録 4:8 注1 |
「聖なるかな」を三度言うのは、イザヤ書第6章3節(イザヤ6:3)でのように、神が三一であることを暗示しています。 |
| 啓示録 4:8 注2 |
三つの時制で神の存在を述べているのも、神が三一であることを暗示しています。第1章4節(1:4)のノート3を参照。 |
| 啓示録 4:9 注1 |
この節の四つの生き物と11節(11節)の二十四人の長老の賛美は、三つの事柄から成っており、彼らが三一の神を賛美していることを暗示しています。最初の二つの事柄、栄光と尊貴は二箇所とも同じですが、最後のものは異なっています。四つの生き物の賛美で、最後のものは感謝です。なぜなら彼らは贖われており、神の恵みの贖いに対して感謝しているからです。しかし二十四人の長老の賛美では、最後のものは力です。それは、宇宙の支配者たちとして(彼らは贖われた被造物ではありません)、彼らは神の力によって支配するので、神の力を高く評価します。 |
| 啓示録 4:10 注1 |
聖なる御言のこの区分のここまでの節によれば、贖われた四つの生き物の人で代表されている贖われた聖徒たちが、完成され、栄光化されて、正当な祭司と王になる時(20:6)、暫時的な祭司と王である二十四人の御使いの長老たちは、その職務を退くでしょう。このことは、彼らが御座の前に彼らの冠を投げ出すことで暗示されています。 |
| 啓示録 4:11 注1 |
9節(9節)のノート1を参照。 |
| 啓示録 4:11 注2 |
神は目的の神であり、ご自身の喜びとするみこころを持っておられます。彼はその目的を達成し成就するために、万物を彼のみこころのままに造られました。本書は神の宇宙的行政を啓示して、わたしたちに神の目的を見せています。ですから、二十四人の長老の、神の創造に関する賛美の中で、神の創造がみこころと関係づけられているのです。 |
| 啓示録 5:1 注1 |
この巻物は、神が召会、イスラエル、この世、宇宙を贖うために、小羊の血で制定された新契約、宇宙における偉大な権利証書であるに違いありません。本書は、召会、イスラエル、この世、宇宙に関する神の思想の記録です。 |
| 啓示録 5:1 注2 |
巻物を封印している七つの封印は、実際上、巻物の内容であり、啓示録の内容です。啓示録は、まさに七つの封印の開封であり、解き明かしです。 |
