これはヤコブの夢の成就です(創28:11―22)。人性を伴う人の子としてのキリストは、神の家、すなわちベテルのために、地に立てられたはしごであって、天へ導き、天を地に対して開き続け、地を天に結合します。ヤコブは油を石の上に注ぎました。それは、石が神の家となるためでした。油は聖霊、すなわち、人に届く三一の神の究極的表現の象徴です。石は造り変えられた人の象徴です。この章には、その霊(32節)と石(42節)があります。石は、人性の中のキリストをもって神の家を建造するための建造の材料です。これがある所には、開かれた天があります。
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