文字どおりには、分け前。嗣業の分け前のことを言っています。この嗣業は、三一の神ご自身、彼が持っておられるすべて、彼が成し終えられたすべて、彼が贖われた民のために行なわれるすべてです。三一の神は、すべてを含むキリストに化身されています(コロサイ2:9)。キリストは、聖徒たちに彼らの嗣業として割り当てられた分け前です(コロサイ1:12)。聖徒たちに与えられた聖霊は、この神聖な嗣業の前味わい、担保、保証です(ローマ8:23．エペソ1:14)。わたしたちは、神の新約のヨベルにおいて、前味わいとして、今日この嗣業にあずかり、享受しています。わたしたちは、この嗣業を来たるべき時代に、また永遠にわたって、完全にあずかり、享受するでしょう(Iペテロ1:4)。レビ記第25章8節から13節(レビ25:8―13)のヨベルの予表で、主要な祝福は、告げ知らされた解放と、すべての人が自分の所有に帰ることでした。ここのヨベルの成就では、暗やみの権威からの解放と神聖な嗣業を受けることが、主要な祝福です(参照、20:32のノート3)。