使徒たちがキリストを宣べ伝え供給したことを通して、ペンテコステの日に生み出された信者の最初のグループは、四つの事を持ち続けました。それは、教え、交わり、パンをさくこと、祈りです。教えは、キリストと召会に関する神の新約エコノミーを啓示することです。交わりは、父なる神と子なるキリストとの交わりと交流の中で、信者たちが共に交わり、交流することです。パンをさくことは、神の全き贖いを達成された主を記念することです。祈りは、神の新約エコノミーを地上で遂行するために、天におられる主と協力することです。最初の教えと交わりの二つは、「と」で連結されていて一つのグループであり、使徒に属するものですが、パンをさくことと祈りは、そうではありません。これは、キリストにある信者たちが、使徒たちの教えと交わりのほかに、他の教えや交わりを持つべきではないことを示します。神の新約エコノミーには、神によって啓示され、認められたただ一種類の教えである使徒たちの教えと、神に属し、神に受け入れられるただ一種類の交わりである使徒たちの交わりがあるだけです。この使徒たちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりであり(Iヨハネ1:3とノート3)、またキリストのからだである唯一の召会の唯一の交わりです。最後のパンをさくことと祈りの二つは、やはり「と」で連結されていて、別のグループです。それは、信者たちのクリスチャン生活の実行であって、キリストのからだなる召会の一を保つための神のエコノミーと、直接には関係がありません。ですから、それらは使徒たちのものではありません。使徒たちは、神の新約の啓示と、キリストにあるすべての信者の間の交わりをもたらしました。
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