ローマ  14章17節
14:17 なぜなら、1の王国は食べ飲みすることではなく、2義と平和と聖霊の中の喜びとであるからです。
14章17節 フットノート2

神の王国は、神がご自身の権威を行使される領域です。それは、彼がご自身の栄光を現して、彼の目的を成就されるためです。そのような王国で重要なのは、食べることや飲むことではなく、義と平和と聖霊の中の喜びです。義とは、正しく正当であることです。神の王国の中に生きる人は、他の人に対して、物事に対して、神に対して、正しく正当でなければならず、間違った、不当な、曲がった、傾いた、偏ったことがあってはなりません。これは、自分自身の対処に厳格であることを必要とします。平和は義の実です(ヘブル12:11とノート)。それは、神の王国の中に生きる人が、他の人と神に対して持つべき関係です。わたしたちが人に対して、物事に対して、神に対して、義であり、正しく、正当であるのでしたら、他の人と、また神と平和な関係を持つでしょう。こうして、わたしたちは聖霊の中で、特に神の御前で、喜びを持つでしょう。このようにして、わたしたちは喜びと聖霊で満たされ(使徒13:52)、神の王国の実際である義と平和と聖霊の中の喜びを生かし出すでしょう。
 この章の前後関係によれば、この節は、わたしたちが信者を受け入れることについて書かれています。わたしたちは、この章での使徒の教えにしたがって信者を受け入れるなら、わたしたちが受け入れる人に対して正しく正当であり、彼らと平和を持つでしょう。こうして、わたしたちは聖霊の中の喜びを持つでしょう。これは、わたしたちが神の王国の実際の中を生きており、神の支配の下にあることを証明します。そうでないなら、わたしたちは自分が受け入れない人に対して正しくも正当でもなく、彼らと平和を持たないでしょう。こうして、わたしたちは神の御前で、聖霊の中の喜びを持つことはないでしょう。これは、わたしたちが神の王国の中で、神の権威に服従していないことを証明します。


JGW日本福音書房 :ウオッチマン・ニーとウイットネス・リーの務めを出版する書房