恵みはこの節で三回、述べられています。それは、復活したキリストが命を与える霊となって(45節)、復活の中で手順を経た三一の神をわたしたちの中にもたらし、わたしたちの命と命の供給になられて、わたしたちが復活の中で生きるようにすることです。ですから、恵みとは、三一の神が、わたしたちの命とあらゆるものとなられることです(ヨハネ1:17のノート1.ガラテヤ2:21のノート1)。タルソのサウロは罪人のかしらでした(Iテモテ1:15―16)が、この恵みによって最も前面にいる使徒となり、どの使徒よりも多く労苦しました。この恵みによる彼の務めと生活は、キリストの復活に対する、だれも否定することのできない証しです。
|