その当時、運動競技のために、木の葉で作られた冠です。朽ちない冠は、レースに勝った勝利の聖徒たちに、主が賞として与えられるもので、救いのほかに加えられる褒賞です(参照、ヘブル10:35のノート1)。わたしたち主の信者はみな、主にある信仰を通して主の救いを受けました。これは一度限りで定められました。ところが、主の褒賞を受けるかどうかは、わたしたちがどのようにレースを走るかにかかっています。この章で、使徒は競技場で走っていました(26節)。彼の晩年の書簡の一つ、ピリピ人への手紙で、彼はまだ走っていました(ピリピ3:14)。テモテへの第二の手紙第4章6節から8節(IIテモテ4:6―8)に至って、彼のレースの最後の瞬間に、主の出現の時、彼は主によって褒賞を与えられるとの確信を持ちました。この賞を目当てとして、使徒はコリントの信者たちに、レースを走って褒賞を得るようにと命じました(24節)。
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