ヘブル  4章16節
4:16 ですから、わたしたちが2あわれみを受け、また時機を得た助けとなる恵みを得るために、大胆に、恵みの1御座に進み出ようではありませんか。
4章16節 フットノート1

疑いもなく、ここで述べられている御座は、天にある神の御座です(啓4:2)。神の御座は全宇宙に対する権威の御座です(ダニエル7:9啓5:1)。しかし、わたしたち信者にとって、それは恵みの御座となり、それは至聖所の中にある(出25:1721)なだめの場所(あわれみの座)で象徴されています。この御座は、神と小羊の御座です(啓22:1)。わたしたちは今、まだ地上に生きているのに、どのようにして天にある神と小羊、キリストの御座に近づくことができるのでしょうか? その秘訣は、12節(12節)で言われているわたしたちの霊です。天の御座に座しておられるキリスト(ローマ8:34)は、わたしたちの中に(ローマ8:10)、すなわち、神の住まいである(エペソ2:22)わたしたちの霊の中(IIテモテ4:22)にもおられます。神の家、神の住まいであるベテル、すなわち天の門で、キリストは地を天に結び、天を地にもたらすはしごです(創28:12―17ヨハネ1:51)。 わたしたちの霊が今日、神の住まいであるからには、今それは天の門であり、その所でキリストは、わたしたち地上の民を天に結び付け、天をわたしたちにもたらすはしごです。ですから、わたしたちが霊に戻る時はいつでも、天の門の中へ入り、天のはしごとしてのキリストを通して、天における恵みの御座に触れるのです。


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