b |
物質の面――18:1-24 |
(1) |
キリストの叫び：｢大いなるバビロンは倒れた｣――1-3節 |
| 18:1 | これらの事の後、わたしは、1もう一人の御使いが大いなる権威を持って、2天から下って来るのを見た。すると地は彼の栄光で照らされた。 |
| 18:2 | そして彼は、力強い声で叫んで言った、「1倒れた！ 大いなるバビロンは倒れた！ そして、彼女は悪鬼どもの住みか、あらゆる汚れた霊の2巣くつ、あらゆる汚れた憎むべき鳥の2巣くつとなった。 |
| 18:3 | なぜなら、すべての諸国民は、2彼女の淫行の憤りのぶどう酒を1飲み、地の王たちは、彼女と淫行を犯し、地の商人たちは、彼女の3過度のぜいたくによって富んだからである」。 |
|
|
|
(2) |
分離するようにとの召し：｢彼女から出よ｣――4-5節 |
| 18:4 | わたしはまた、天からもう一つの声がこう言うのを聞いた、「わたしの民よ、1彼女から出よ。それは、あなたがたが彼女の2罪に加わらないためであり、また、あなたがたが彼女の災害を被らないためである。 |
| 18:5 | 彼女の1罪は2積み上げられて天にまで達し、神は彼女の3不義を覚えておられるからである。 |
|
|
|
(3) |
バビロンの高慢と壊滅――6-8節 |
| 18:6 | 彼女が行なったとおり彼女にも行なえ。彼女のしわざに応じて1二倍の二倍にせよ。彼女が混ぜ合わせた杯には二倍にして混ぜ合わせてやれ。 |
| 18:7 | 彼女が自分に栄光を帰し、ぜいたくに過ごしてきたのと同じだけ、彼女に多くの苦痛と悲しみを与えよ。彼女は心の中で、『わたしは女王として座している。わたしはやもめではない。わたしは決して悲しみを見ることはない』と言っているからである。 |
| 18:8 | こういうわけで、一日のうちに彼女の災害、すなわち死と悲しみと飢きんとが臨み、そして彼女は火で1焼き尽くされるであろう。彼女を裁く主なる神は、強いからである。 |
|
|
|
(4) |
バビロンに対する嘆き――9-19節 |
| 18:9 | 彼女と淫行を犯し、ぜいたくに過ごしてきた地の王たちは、彼女が焼かれる煙を見て、彼女のことで泣き、嘆き悲しみ、 |
| 18:10 | 彼女の苦痛に恐れ、遠く離れて立ちながら言う、『災いだ、災いだ、大いなる都バビロン、堅固な都。おまえに対する裁きが、一時間のうちに来た！』 |
| 18:11 | 地の商人たちは、彼女のことで泣き悲しむ。なぜなら彼らの荷を買う者は、もはやいないからである。 |
| 18:12 | その1荷は、金、銀、宝石、真珠、亜麻布、紫、絹、緋色、またあらゆる種類の2香木、またあらゆる象芽の器、最も高価な木と真ちゅうと鉄と大理石の器、 |
| 18:13 | また肉桂、1香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、油、麦粉、小麦、家畜、羊、馬、戦車、2奴隷、3人の魂である。 |
| 18:14 | おまえの魂の欲する熟した実は、おまえから離れ去ってしまい、すべてのぜいたくで豪華なものは、おまえから滅びてしまった。人々はもはや、それらを全く見いださない。 |
| 18:15 | 彼女によって富むようになった、これらの物の商人たちは、彼女の苦痛に恐れ、遠く離れて立ち、泣き悲しんで |
| 18:16 | 言う、『災いだ、災いだ、亜麻布と紫と緋色との衣をまとい、金と宝石と真珠とで飾られた大いなる都よ。 |
| 18:17 | 一時間のうちに、あのような大きな富が荒れすたれてしまうとは！』。すべての船長、海を渡るすべての者、水夫たち、海上で働くすべての者は、遠く離れて立ち、 |
| 18:18 | 彼女が焼かれる煙を見て叫び、『どの都が、このような大いなる都であろうか？』と言った。 |
| 18:19 | そして、彼らは頭にちりをかぶり、泣き悲しみながら叫んで言った、『災いだ、災いだ、大いなる都よ。海上に船を持つすべての者が、彼女の1富によって富むようになったのに、2一時間のうちに彼女が荒れすたれたとは！』 |
|
|
|
(5) |
天での歓喜――20節 |
| 18:20 | 天と聖徒たちと使徒たちと預言者たちよ、彼女のことで喜べ。なぜなら、神は彼女の上で、あなたがたのために1裁きを執行されたからである」。 |
|
|
|
(6) |
バビロンの完全な壊滅の宣告――21-24節 |
| 18:21 | すると、一人の強い御使いが、大きな石うすのような石を取り上げ、海へ投げ込んで言った、「このように、大いなる都バビロンは激しく1投げ倒され、もはや全く見いだされないであろう。 |
| 18:22 | そして竪琴に合わせて歌う者、楽を奏する者、笛を吹く者、ラッパを吹く者の音は、おまえの中でもはや全く聞かれず、あらゆる技術を持つあらゆる職人も、おまえの中で全く見いだされず、石うすの音は、おまえの中でもはや全く聞かれないであろう。 |
| 18:23 | またともし火の光は、おまえの中でもはや決して輝くことがなく、花婿と花嫁の声は、おまえの中でもはや全く聞かれないであろう。なぜなら、おまえの商人たちは地の大いなる者であり、おまえの1魔術によって、すべての諸国民が欺かれたからである。 |
| 18:24 | また彼女の中に、預言者たち、聖徒たち、地上で殺されたすべての者の血が見いだされた」。 |
|
|
|
c |
天での賛美――19:1-4 |
| 19:1 | これらの事の後、わたしは、天で大群衆の大声のようなものが、こう言うのを聞いた、「1ハレルヤ！ 救いと栄光と力とは、わたしたちの神のものである。 |
| 19:2 | 彼の裁きは真実で義である。彼は、淫行をもって地を堕落させたあの1大遊女を裁き、2彼女の手で流された彼の奴隷たちの血の報復をされたからである」。 |
| 19:3 | そして二度目に彼らは言った、「ハレルヤ！ 彼女の煙は永遠にわたって立ち上る」。 |
| 19:4 | すると、二十四人の長老と四つの生き物はひれ伏し、御座に座しておられる神を礼拝して、「1アーメン、ハレルヤ！」と言った。 |
|
|
|