マルコによる福音書 第 十二 章
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6

聖書学者に気をつけるよう警告する――12:38-40
12:38イエスはまた教えの中で言われた、「律法学者たちに気をつけなさい.彼らは長い外套を着て歩き回ることを好み、市場であいさつされることや、
12:39会堂での特別席や、宴会での上座を好む
12:40彼らはやもめたちの家を食い尽くし、見えのために長い祈りをする。このような者たちは、さらに重い1裁きを受けることになる」。

7

貧しいやもめを称賛する――12:41-44
12:41さて、イエスは奉献所の向かいに座って、1群衆がどのように奉献所に2金を1投げ入れるかを見ておられた。大勢の金持ちがたくさん投げ入れていた。
12:42ところが、一人の貧しいやもめが来て、レプタ二つ、すなわち1一コドラントを投げ入れた。
12:43イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、「まことに、わたしはあなたがたに言う.この貧しいやもめは、奉献所に投げ入れているどの人よりも、多く投げ入れたのだ.
12:44彼らはみな、あり余っている中から投げ入れたのだが、彼女は欠乏している中から、自分の持っているものすべて、生活費の全部を投げ入れたからである」。

D

奴隷-救い主の死のために弟子たちを準備する――13:1-14:42

1

来たるべき事柄を告げる――13:1-37
13:11それから、イエスが宮から出て行かれる時、2弟子たちの一人がに言った、「先生、ご覧ください.3何とすばらしい石、何とすばらしい建物でしょう!」
13:2イエスは彼に言われた、「あなたはこれらの大きな建物を見ているのか? 1一つの石も崩されずに、他の石の上に残ることは決してない」。
13:31さてイエスがオリブ山の上で、宮のほうを向いて座っておられると、ペテロとヤコブとヨハネとアンデレとが、ひそかにに尋ねた、
13:4「わたしたちにお話しください.いつ、これらの事があるのですか? また、これらの事が成就しようとする時には、どんなしるしがあるのですか?」
13:5イエスは彼らに話し始められた、「だれにも惑わされないように用心しなさい。
13:6多くの者がわたしの名を名乗って来て、『わたしがキリストだ!』と言い、そして多くの人を惑わす。
13:7またあなたがたは、戦争と戦争のうわさを聞く時、あわててはならない.それは起こらなければならないが、まだ終わりではない。
13:8民は民に、国は国に逆らい立ち、至る所で地震があり、飢きんがある。これらの事は、陣痛の始まりである。
13:91しかし、あなたがたは自分自身に注意しなさい.人々はあなたがたをサンヒドリンに引き渡し、あなたがたは会堂で打ちたたかれ、2総督たちや王たちの前に立って、わたしのために、彼らに対して証しをすることになる。
13:10しかし福音は、まずすべての国民に宣べ伝えられなければならない。
13:11人々があなたがたを引いて行って引き渡す時、何を語ろうかと1、前もって心配してはならない.ただ、その時に与えられることを語りなさい.語っているのは、あなたがたではなく、聖霊だからである。
13:12また兄弟は兄弟を、父は自分の子供を死に渡し、子供たちは親に逆らって立ち、彼らを殺すであろう。
13:13そしてあなたがたは、わたしの名のゆえに、すべての人に憎まれるであろう。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。
13:141さて、2荒らす忌むべき者が、3立ってはならない所に立つのを見たなら(読者よ、理解しなさい)、ユダヤにいる者は山へ逃げなさい.
13:15屋上にいる者は、下に下りるな.また、何かを取り出そうとして家に入るな.
13:16畑にいる者は、衣を取りに戻るな。
13:17それらの日には、身ごもっている者と乳飲みを持つ者は災いである。
13:181それが冬に起こらないように祈りなさい.
13:19それらの日は、が万物を創造された創造の初めから今までに起こったことがなく、今後も決して起こらないような患難の時だからである。
13:20もしがそれらの日を短くされないなら、肉に属する人はだれも救われないであろう.しかし、ご自身の選ばれた選民のために、その日を短くしてくださったのである。
13:21その時、だれかがあなたがたに、『見よ、ここにキリストがいる!』、『見よ、あそこにいる!』と言っても、それを信じてはならない。
13:22というのは偽キリストや偽預言者が現れて、しるしや不思議を1見せ、できれば選民をも惑わそうとするからである。
13:23だから用心しなさい.1わたしはあなたがたに、前もってすべての事を語ってきた。
13:24それらの日には、その患難の後、太陽は暗くなり、月はその光を放たず、
13:25星は天から落ち、天の勢力は震われる。
13:26その時、人々は、人の子が大いなる力と栄光をもって、雲に包まれて来るのを見る。
13:27その時、は御使いたちを遣わして、地の果てから天の果てまで、1四方からの選民を集める。
13:281しかし、いちじくの木からたとえを学びなさい.その枝がすでに柔らかくなり、葉を出すようになれば、夏の近いことがわかる。
13:29そのようにあなたがたも、これらの事が起こるのを見たなら、1それは戸口まで近づいていると知りなさい。
13:30まことに、わたしはあなたがたに言う.これらすべての事が起こるまで、この世代は決して過ぎ去ることはない。
13:31天と地は過ぎ去る.しかし、わたしの言は決して過ぎ去ることはない。
13:32ただし、その日や時についてはだれも知らない.天の御使いたちも、も知らない.ただだけが知っておられる。
13:33用心しなさい.目を覚ましていなさい1.あなたがたはその時がいつであるか、わからないからである。
13:34それは、ある人が外国へ行こうとして、家を離れる時、自分の奴隷たちに権威を与え、それぞれに仕事を与え、門番には目を覚ましているように命じておくようなものである。
13:35だから、目を覚ましていなさい.家の主人が帰るのはいつであるか、1夕方か、真夜中か、鶏の鳴くころか、朝か、あなたがたにはわからないからである。
13:36が突然帰って、あなたがたが眠っているのを見いだすかもしれない。
13:37わたしがあなたがたに言うことは、すべての人に言うのである、『目を覚ましていなさい!』」

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