筆者: |
使徒パウロ(1:1)。 |
執筆年代: |
A.D.65年ごろ、パウロがローマで最初に投獄され釈放された後、クレテを通過してニコポリに着いた時(1:5.3:12)。 |
執筆場所: |
ニコポリ(参照、1:5.3:12)。 |
受取人: |
テトス(1:4)。 |
主題:召会の秩序の維持 |
I |
序言――1:1-4 |
1:1 | 神の奴隷、またイエス・キリストの使徒であるパウロから.わたしが使徒とされたのは、神の2選ばれた人たちのその1信仰と、4敬虔に合う3真理の全き知識にしたがい、 |
1:2 | 2永遠の命の1望みに基づいています.この永遠の命を、偽ることのできない神は、4永遠の時の前に3約束されましたが、 |
1:3 | 1適切な時に、宣べ伝えによって、2彼の言を明らかにされました.わたしはその宣べ伝えを、神であるわたしたちの救い主の3命令によって託されたのです. |
1:4 | 1共通の信仰によるまことの子供、テトスへ.父なる神とわたしたちの救い主キリスト・イエスから、恵みと平安があなたにありますように。 |
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II |
召会の中に権威を確立する――1:5-9 |
1:5 | わたしがあなたをクレテに残してきたのは、あなたが残っている事柄を整理し、またあなたに指示したとおり、1都市ごとに長老たちを任命するためです. |
1:6 | 長老は非難されるところがなく、1一人の妻の夫であって、その子供たちは、放蕩や不従順を訴えられることがない信者でなければなりません。 |
1:7 | というのは、1監督は神の執事として、非難されるところがなく、わがままでなく、2短気でなく、3過度に酒を飲まず、4人を打たず、5卑しい利得をむさぼらない者であるべきだからです. |
1:8 | むしろ1客をよくもてなし、善を愛する者であり、2冷静な思いを持ち、義しく、3聖く、自制心があり、 |
1:9 | 3使徒たちの教えにかなっている2信実な言を1守る者でなければなりません.それは、彼が4健康な教えによって、勧めることも、6反対者に5非を認めさせることもできるためです。 |
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III |
ユダヤ教とグノーシス主義の影響を取り扱う――1:10-16 |
1:10 | というのは、多くの不従順な者、無駄話をする者、欺く者が、特に1割礼の者たちの中にいるからです. |
1:11 | 彼らの口は1封じられなければなりません.彼らは2卑しい利得のために、教えてはならない事を教え、家々で家族全体を覆しています。 |
1:12 | 1クレテ人のうちの一人、彼ら自身の2預言者が言っています、「クレテ人はいつもうそつき、悪いけだもの、怠け者の3食いしんぼうである」。 |
1:13 | この証言は当たっています.ですから、彼らを2厳しく1責めて、彼らがその4信仰において3健康になり、 |
1:14 | ユダヤ人の1作り話や、4真理から3それている者たちの2戒めに、気を取られたりしないようにさせなさい。 |
1:15 | 清い者には、1すべてのものが清いのです.しかし、2汚れていて不信仰な者には、清いものは何一つなく、彼らの3思いと彼らの良心はいずれも汚れています。 |
1:16 | 彼らは神を知っていると1公言しながら、その行ないでは、彼を否んでおり、憎むべきもの、不従順なものであって、あらゆる良いわざについては2不適格です。 |
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