聖書セミナー2024年12月21日(土)開催
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使徒行伝
第 二十一 章

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ツロへ――21:1-6
21:1さて、わたしたちは彼らと別れて出帆し、コスに直航して、翌日はロドスに着き、そこからパタラに渡った。
21:2そこで、ピニケに渡る船を見つけたので、わたしたちは乗り込んで出帆した。
21:3やがてクプロが見えたが、それを左手にして通り過ぎ、シリヤに渡ってツロに入港した.そこでその船が、積荷を降ろすことになっていたからである。
21:4わたしたちは弟子たちを捜し出して、そこに七日間、滞在した。彼らは1その霊を通して、エルサレムに足を踏み入れないようにと、パウロに告げた。
21:5そして、その日数が満ちて、わたしたちが出発し、その道を進んだ時、彼らはみな、女たちも子供たちも、その町の外に出るまで見送ってくれた。そしてわたしたちは、海辺にひざまずいて祈り、
21:6互いに別れを告げて船に乗り込んだ.それから彼らは家に帰った。

f

トレマイへ――21:7
21:7こうして、わたしたちはツロからの航海を終えて、トレマイに着いた.そして兄弟たちにあいさつして、彼らの所に一日、滞在した。

g

カイザリヤへ――21:8-14
21:8翌日わたしたちは出発して、カイザリヤに着いた.そして伝道者ピリポの1家に入った.彼はあの七人の一人であって、わたしたちは彼の所に滞在した。
21:9さてこの人には、予言をする四人の処女の娘たちがいた。
21:10わたしたちがそこに何日も滞在していた間に、アガボという名の預言者が、ユダヤから下って来た。
21:11彼はわたしたちの所に来ると、パウロの帯を取り、自分の足と手を縛って言った、「聖霊がこう1言われます、『エルサレムのユダヤ人は、この帯の持ち主である人をこのように縛り、彼を異邦人の手に引き渡します』」。
21:12この事を聞いて、1わたしたちはその地の人たちと一緒になって、パウロにエルサレムへ上らないようにと懇願した。
21:13その時パウロは答えた、「あなたがたは、泣いたりわたしの心をくじいたりして、いったい何をしているのですか? わたしは主イエスの御名のためには、縛られるだけでなく、エルサレムで死ぬことも覚悟しているのです」。
21:14彼が聞き入れようとしないので、わたしたちは、「のみこころが行なわれますように」と言って、黙ってしまった。

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第三回目の旅行を終え、エルサレムへ――21:15-17
21:15こうした日の後、わたしたちは荷物を整えて、エルサレムへ上った。
21:16カイザリヤの弟子たちも数人わたしたちと同行して、わたしたちを、古くからの弟子であるクプロのマナソンの所へ連れて行った.わたしたちはその人の所に1宿を取るはずであった。
21:17わたしたちが1エルサレムに着くと、兄弟たちは喜んでわたしたちを迎えてくれた。

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ユダヤ教の否定的な影響――21:18-26
21:18そして翌日パウロは、わたしたちと共に1ヤコブを訪問した.そこには、すべての長老たちがいた。
21:19そこで、パウロは彼らにあいさつしてから、が異邦人の間で、彼の務めを通して行なわれた事柄を一つ一つ述べた。
21:20彼らはそれを聞いた時、に栄光を帰して彼に言った、「兄弟よ、あなたの見るとおり、ユダヤ人で信じた者が1何万といますが、みな2律法に対して熱心です。
21:21ところで、彼らがあなたに関して聞かされていることは、あなたが諸国民の間に散らされているすべてのユダヤ人に対して、その子供たちに割礼を受けさせるなとか、慣例にしたがって歩くなとか告げて、1モーセに背くように教えているということです。
21:22それで、どうしましょうか? 1あなたが来たことを、彼らは必ず耳にするでしょう。
21:23そこで、わたしたちがあなたに言うとおりのことを行ないなさい.わたしたちの所に、自分自身に1誓願を立てている者が四人います.
21:24この人たちを連れて行って、彼らと一緒に1きよめを受けなさい.そして、彼らが3頭を剃るための2費用を払ってやりなさい。そうすれば、あなたについて聞かされていることが根も葉もないことであり、あなた自身も律法を守って正しく歩いていることを、みなの者が知るでしょう。
21:25しかし、信じている異邦人については、彼らが偶像に供えた物と、血と、絞め殺した物と、淫行とを避けるべきであることを決定して、わたしたちはすでに書き送っています」。
21:26そこでパウロは、翌日その人たちを連れて、彼らと共に1きよめを受けてから宮に入り、きよめの2満了の日数を報告し、祭司が彼ら一人一人のためにささげ物をささげるのを待っていた。

9

ユダヤ人の究極的迫害――21:27-26:32

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パウロに敵対する騒動――21:27-23:15

(1)

ユダヤ人によって捕らえられる――21:27-30
21:27ところが、その七日が終わろうとしていた時、アジアから来たユダヤ人が宮の中でパウロを見つけると、群衆すべてをあおり立てた.そして彼らはパウロを手でつかみ、
21:28叫んだ、「イスラエルの1方々、手を貸してくれ! この男は至る所で、2民と律法と3この場所とに逆らうことを、すべての人に教えている者だ.そしてさらに、彼はギリシャ人を宮の中に連れ込むことさえして、この5聖なる場所を4汚している」。
21:29それは、彼らが前に、エペソ人トロピモがパウロと一緒にいるのを町で見たので、その者をパウロが宮の中に連れ込んだと思ったからである。
21:30そこで、町中が沸き立ち、民衆は暴動化した.彼らはパウロを捕らえて、宮の外に引きずり出した.そして直ちに門は閉ざされた。

(2)

ローマの千人隊長の介入――21:31-39
21:31彼らがパウロを殺そうとしていた時、エルサレム全市が騒乱の中にあるとの報告が、2歩兵隊の1千人隊長に届いた。
21:32そこで、千人隊長は直ちに兵卒と百人隊長たちを連れて、彼らの所に駆けつけた。人々は千人隊長と兵卒を見ると、パウロを打つのをやめた。
21:33それから千人隊長は近づいてパウロを捕らえ、彼を二つの鎖でつなぐように命じた。そして、パウロは何者であるのか、何をしたのかと尋ねた。
21:34ところが、群衆のある者はこの事を、そして他の者は別の事を叫んでいた。彼は、騒ぎのために、真相を突き止めることができなかったので、パウロを兵営に連れて入るように命じた。
21:35パウロが階段の所に来た時、群衆の暴行を避けるために、兵卒たちにかつがれなければならなくなった.
21:36それは大勢の民がついて来て、「彼を殺せ!」と叫んでいたからである。
21:37パウロは兵営に連れ込まれようとしていた時、その千人隊長に言った、「あなたに一言話してもよいでしょうか?」。すると彼は言った、「おまえはギリシャ語を知っているのか?
21:38それでは、先ごろ暴動を起こし、四千人の刺客団を荒野に連れ出したあのエジプト人ではないのか?」
21:39しかしパウロは言った、「わたしはキリキヤのタルソのユダヤ人で、名のある都市の市民です.それで、あなたにお願いいたします.わたしに、民衆に対して話させてください」。

(3)

暴動のユダヤ人の前で自己弁明をする――21:40-22:21
21:40そこで彼が許可を与えると、パウロは階段に立ち、民衆に向かって手で合図をした。そしてすっかり静かになった時、パウロは彼らに1ヘブル語で呼びかけて言った.

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