ローマ  16章1節
16:1 わたしはあなたがたに、わたしたちの姉妹フィベを1推薦します.彼女はケンクレヤに在る2召会の女執事です.
16章1節 フットノート2

召会という用語は、本書では第16章1節(16:1)まで用いられていません。この章では、召会と諸召会が五回も述べられています(1,4―5,16,23節)。これは、第1章から第15章で神の全き救いに関して取り扱われた多くの事柄が、すべて召会の産出と建造のためであるという強い表示です。例えば、三一の神ご自身が(8:31)、御父として(1:78:15)、御子として(1:48:3)(主なる御子として―1:4,710:1214:9、イエスとして―3:264:24、キリストとして―5:66:48:346:38:1013:14.人として―5:15、エッサイの根として―15:12)、その霊として(5:58:16,26)(初穂なるその霊―8:23)、彼のあわれみ(9:2311:32)、彼の慈しみ(9:1512:1)、彼の愛(5:58:35,39)、彼の慈愛(2:411:22)、彼の恵み(5:2,15)、彼の無代価の賜物(5:15―1611:29)、彼の賜物(12:6)、彼の義(1:173:21)、彼の聖別の霊(1:4)、彼の信実(3:3)、彼の平安(15:3316:20)、彼の望み(15:13)、彼の喜び(15:13)、彼の忍耐(15:5)、彼の励まし(15:5)、彼の豊富(10:1211:33)、彼の知恵(11:33)、彼の知識(11:33)、彼の力(1:16)、彼の権威(9:21)、彼の命(5:21)、彼の命の法則(8:2)、彼の子たる身分(8:15)、彼の栄光(5:29:23)と彼の王国(14:17)、彼の予知(8:29)、彼の選び(9:1111:5)、彼の定め(8:29)、彼の用意(9:23)、彼の残すこと(11:4―5)、彼の召し(8:3011:29)、彼の接ぎ木(11:17)、彼の贖い(3:24)、彼のなだめ(3:25)、彼の救い(1:16)、彼の義認(3:26,30)、彼の和解(5:10―11)、彼の自由(8:2)、彼の聖別(6:19,22)、彼の造り変え(12:2)、彼の新しくすること(12:2)、彼の同形化(8:29)、彼がわたしたちの体を贖うこと(8:23)、彼の栄光化(8:30)、彼の受け入れ(14:315:7)、彼の内住(8:11)、彼の命を与えること(8:11)、彼の導き(8:14)、彼の証しすること(8:16)、彼の助け(8:26)、わたしたちの内側での彼のとりなし(8:26)、天における彼のとりなし(8:34)、彼の万物をわたしたちに賜わること(8:32)と、彼がわたしたちのためにすべてを共に働かせること(8:28)、それに加えて彼の受肉(1:310:6)、彼の十字架(5:86:6)、彼の血(3:25)、彼が律法を終わらせること(10:4)、彼の復活(4:2510:7)、彼の昇天(8:34)です。すべてが神のみこころにしたがって(12:2)、神の目的を成就するために、召会を生み出し、建造するのに役立つものとされ、その大部分がそれに適用されてきました。本書では、四つの段階が啓示されています。第1章から第4章は、第4章の第一段階、義人の段階に達します。第5章から第8章は、第8章の第二段階、聖別の段階に導きます。第9章から第12章は、第12章の第三段階、キリストのからだの段階に導きます。第14章から第16章は、第16章の第四段階、各地で表現された諸召会、各地でのキリストのからだの実際的な生活にもたらします。諸召会は、本書で啓示された神の福音の完全な救いの究極的な完成です。そしてそれは教理の方法でではなく、実際の方法で書かれました。わたしたちは、第一段階で再生され、救われ、第二段階で聖別され、第三段階で新しくされ、造り変えられ、第四段階で実行的な召会生活の中で、サタンを足の下に踏み砕きます。そして、主の恵みと神の平安を十分に享受することができます(20節)。


JGW日本福音書房 :ウオッチマン・ニーとウイットネス・リーの務めを出版する書房