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ルカによる福音書 第 一 章 <戻る 進む>

筆者: ルカ.第1章3節のフットノート1を参照。
執筆年代: A.D.60年ごろ.使徒行伝が書かれる前(使徒1:1)。
執筆場所: おそらくカイザリヤ。パウロがカイザリヤで獄中にいた時であろう(参照、使徒23:33.24:27.27:1)。
受取人: テオピロ(ルカ1:3)。ルカ第1章3節フットノート2を参照。
主題:罪の赦しの福音―イエス・キリストが人・救い主であることを証明する

B

人-救い主が胎に宿る――1:26-56
1:26さて六か月目に、御使いガブリエルは、ナザレという1ガリラヤの町へから遣わされ、
1:27一人の処女の所に来た.彼女は1ダビデの家系のヨセフという人と婚約していた.その処女の名はマリヤであった。
1:28御使いは彼女の所に来て言った、「おめでとう、あなたは恵まれています! があなたと共におられます1」。
1:29すると、彼女はこの言にひどく戸惑い、これはどういうあいさつなのかと思い巡らした。
1:30御使いは彼女に言った、「マリヤよ、恐れてはなりません.あなたはの御前に恵みを得たからです。
1:31見よ、あなたは胎内に身ごもって男の子を産みます.の名を1イエスと呼びなさい。
1:32は大いなる者となり、1いと高き者と呼ばれ、なるの父祖2ダビデの王座を与えられます.
1:33はヤコブの家を永遠に1支配し、2王国は終わることがありません」。
1:34そこで、マリヤは御使いに言った、「わたしは男の人を知らないのに、どうしてそのようなことがあるのでしょうか?」
1:35御使いは彼女に答えて言った、「1聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたを2覆うでしょう.それゆえ、生まれる3聖なる者は、神の子と呼ばれます。
1:36見よ.あなたの親族エリサベツも、年老いているのに、男の子を身ごもっています.彼女は不妊の女と言われていたのに、今や六か月目です.
1:37なぜなら、の言葉21不可能なことはないからです」。
1:38マリヤは言った、「ご覧ください、わたしはのはしためです.あなたのお言葉どおり、わたしに成りますように」。そこで、御使いは彼女から去った。
1:39そのころマリヤは立って、急いで山地にあるユダの町へ行き、
1:40ザカリヤの家に入って、エリサベツにあいさつした。
1:41エリサベツがマリヤのあいさつを聞いた時、彼女の胎内で1赤子が躍り、エリサベツは聖霊2満たされた。
1:42そして、彼女は声を上げ、大声で叫んで言った、「あなたは女の中で1祝福されています.あなたの胎の2実も祝福されています!
1:43わたしの1の母君が、わたしの所に来られるとは、どうしたことでしょう?
1:44見てください.あなたのあいさつの声がわたしの耳に入ると、赤子がわたしの胎内で喜んで躍りました。
1:451,2信じた女は幸いです.3が彼女に語られた事柄は、必ず成し遂げられるからです」。
1:46すると、マリヤは言った、「1わたしの魂は2大きく表現します.
1:47わたしの霊は、わたしの救い主なるの中で1歓喜しました.
1:48は、ご自身のはしための卑しい身分を顧みてくださったからです。ご覧なさい.今から後、すべての世代の人が、わたしを幸いな者と言うでしょう.
1:491力ある方が、わたしのために大いなる事をしてくださったからです.の御名は聖です。
1:50また1あわれみは、代々に至るまで、を畏れる者の上にあります。
1:51は、御腕をもって力ある事を行なわれました.は、心の思いが高ぶっている を散らされました。
1:52は、権力ある者をその王座から引き下ろし、低い者を高く上げられました.
1:53は、飢えている者を良いもので満たし、富んでいる者をむなしく帰されました。
1:54は、永遠にあわれみを覚えて、のしもべイスラエルを助けられました.
1:55がわたしたちの父祖、すなわち、アブラハムと彼の子孫に1語られたとおりです」。
1:56こうして、マリヤは彼女の所におよそ三か月とどまり、そして自分の家に戻った。

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