マタイによる福音書 第 二十六 章
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10

サンヒドリンによって裁かれる――26:57-68
26:57イエスを捕らえた者たちは、大祭司カヤパの所に引いて行った.そこには、聖書学者たちや長老たちが集まっていた。
26:58ペテロは遠くから、大祭司の中庭までイエスについて行った.彼は結末を見ようと、中に入って、下役たちと一緒に座った。
26:59さて、祭司長たちとサンヒドリン全体は、イエスを殺そうとして、に不利な偽りの証言を探し求めた.
26:60すると多くの偽証人が出たが、彼らはそれを見いだせなかった。しかしその後、二人の者が来て
26:61言った、「この人は、『1わたしの宮を壊して、三日のうちにそれを建てることができる』と言いました」。
26:62大祭司は立ち上がってイエスに言った、「1何も答えないのか? あなたに不利なこれらの証言はどうなのか?」
26:63しかし、イエス1黙っておられた。大祭司はに言った、「あなたに命じる.2あなた神の子キリストであるかどうか、生けるに誓って告げよ」。
26:64イエスは彼に言われた、「あなたの言ったとおりである。しかし、わたしはあなたがたに言う.今から後あなたがたは、1人の子大能者の右に座し、天の雲に乗って来るのを見る」。
26:65すると、大祭司は自分の衣を引き裂いて言った、「は冒とくした! どうしてこれ以上、証人の必要があろうか? 見よ、今あなたがたはこの冒とくを聞いた。
26:66あなたがたはどう思うか?」。彼らは答えて言った、「は死に値する」。
26:67それから彼らはの顔につばきを吐きかけ、をこぶしで殴り、他の者は平手打ちして
26:68言った、「あなたを打った者はだれか? キリストよ、われわれに1預言せよ!」

11

ペテロによって否まれる――26:69-75
26:69ペテロは外にいて、中庭に座っていた.すると、一人の1女中が彼の所に来て、「あなたもあのガリラヤ人イエスと一緒にいた」と言った。
26:70彼はみなの前で否んで、「何を言っているのか、わたしにはわからない!」と言った。
26:71彼が玄関へ出て行くと、別の女中が彼を見て、そこにいた人々に、「この人は、あのナザレ人イエスと一緒にいました」と言った。
26:72すると、再び彼は、「そんな人は知らない!」と誓って否んだ。
26:73しばらくして、1そこに立っていた者たちがペテロの所に来て言った、「確かにあなたも彼らの一人だ.あなたの言葉遣いからでもわかる」。
26:74その時、彼は「そんな人は知らない!」と、1のろって誓い始めた。すると、直ちに鶏が鳴いた。
26:75ペテロは、「鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを否む」とイエスが言われた言葉を思い出した。そして彼は出て行って、激しく泣いた。

12

ピラトによって裁かれる――27:1-26
27:1朝になって、すべての祭司長と民の長老は、イエスを殺そうと協議した。
27:2彼らはを縛り、引いて行って総督1ピラトに引き渡した。
27:3その時、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て1後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや長老たちに返して、
27:4言った、「わたしは罪のない人の血を売り渡して罪を犯しました」。しかし彼らは言った、「それが、われわれにとってどうだと言うのか? おまえの見てのとおりだ!」
27:5そこで、彼はその銀貨を宮に投げ込んで立ち去り、行って首を吊った。
27:61祭司長たちはその銀貨を取って言った、「これは血の代価であるから、2宮の金庫に入れるのはよくない」。
27:7彼らは相談して、外国人の墓地にするために、それで陶器師の畑を買った。
27:8そのために、その畑は今日まで「血の畑」と呼ばれている。
27:9こうして、預言者1エレミヤによって語られたことが成就した.それはこう言っている、「彼らは銀貨三十枚を取った.それは値積もられたの値、すなわち、イスラエルの子たちのある者が値積もった値であった.
27:10そして彼らは、がわたしに命じられたように、陶器師の畑のためにそれらを与えた」。
27:11さて、イエスは総督の前に立たれた.総督はに尋ねて言った、「あなたがユダヤ人のであるのか?」。イエスは言われた、「あなたの言うとおりである」。
27:12は祭司長たちや長老たちに訴えられていた間、1何もお答えにならなかった。
27:13そこでピラトはに言った、「彼らがあんなにも多く、あなたに不利な証言をしているのが、聞こえないのか?」
27:14イエスは一言も1答えようとされなかった.そこで総督は非常に不思議に思った。
27:15ところで総督は、祭りの時に、群衆の願う囚人の一人を、釈放することを慣例としていた。
27:16そのころ、バラバという名の評判の囚人がいた。
27:17そこで、人々が集まった時、ピラトは言った、「1あなたがたは、だれを釈放してもらいたいのか? バラバか、それともキリストと呼ばれるイエスか?」
27:18彼らがイエスを引き渡したのは、ねたみのためであることを、彼は知っていたからである。
27:19彼が裁きの座に着いていた時、彼の妻が人を遣わして言った、「あの義人には関係しないでください.わたしはのために、今日、1夢の中でひどく苦しんだからです」。
27:20しかし、祭司長たちや長老たちは、バラバの釈放を求めてイエスを殺してもらうようにと、群衆を説得した。
27:21総督は答えて言った、「あなたがたは、二人のうち、どちらを釈放してもらいたいのか?」。彼らは、「バラバを」と言った。
27:22ピラトは彼らに言った、「それでは、キリストと呼ばれるイエスをどうしたらよいのか?」。彼らはみな言った、「を十字架につけよ!」
27:23彼は言った、「なぜか、はどんな悪事を行なったのか?」。しかし、彼らはますます大声で叫んで言った、「を十字架につけよ!」
27:24そこでピラトは、何をしても効果がなく、かえって騒動が起こりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で自分の1両手を洗って言った、「2わたしはこの3人の血については罪がない。あなたがた自身が見てのとおりだ」。
27:25民はみな答えて言った、「の血は、われわれとわれわれの子孫の上に!」
27:26そこで、彼はバラバを釈放し、イエス1むち打ってから、2十字架につけるために引き渡した。

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