13 |
異教の兵卒たちによってあざけられる――27:27-32 |
27:27 | それから、総督の兵卒たちは、イエスを1総督官邸に連れて行き、全部隊を彼の周りに集めた。 |
27:28 | そして彼らはイエスを裸にし、真っ赤な外とうを着せ、 |
27:29 | 1いばらの冠を編んで、イエスの頭にかぶせ、右手に葦を持たせた.そして彼らは彼の前にひざまずき、彼をあざけって、「ユダヤ人の王、2おめでとう!」と言った。 |
27:30 | そして彼らはイエスにつばきを吐きかけ、その葦を取って彼の頭を打った。 |
27:31 | 彼らはイエスをあざけり、彼から外とうを脱がせてもとの衣を着せ、彼を十字架につけるために1引き出した。 |
27:32 | 彼らが出て行くと、シモンという名の1クレネの人を見つけた.彼らはこの人に、無理やりイエスの十字架を負わせた。 |
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14 |
十字架につけられる――27:33-56 |
a |
人々によって殺され、あざけられる――33-44節 |
27:33 | 彼らは1ゴルゴタ、すなわち、「どくろの場所」と呼ばれる所に来て、 |
27:34 | イエスに1苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。彼はそれをなめたが、2飲もうとされなかった。 |
27:35 | 彼らはイエスを十字架につけ、くじを引いて、1彼の衣を分けた。 |
27:36 | そして彼らは座って、彼の番をした。 |
27:37 | 彼らは彼の頭の上に、「これはユダヤ人の王、イエスである」と書いてある、彼に対する罪状書きを掲げた。 |
27:38 | その時、二人の1強盗がイエスと一緒に、一人は右に、一人は左に十字架につけられた。 |
27:39 | 通りすがりの者たちは彼を冒とくし、頭を振って |
27:40 | 言った、「宮を壊して三日のうちに建てる者よ、自分を救え! 1もしおまえが神の子であるなら、十字架から下りてこい!」 |
27:41 | 同じように祭司長たちも、聖書学者たちや長老たちと共にあざけって言った、 |
27:42 | 「彼は他人を救ったが、自分自身を1救うことができない。あれがイスラエルの王なのだ.今、十字架から下りてもらおう.そうすれば、われわれは彼を信じる。 |
27:43 | 彼は神に信頼した.もし神が願われるなら、今すぐ神に救ってもらえ.彼は、『わたしは神の子である』と言ったのだから」。 |
27:44 | イエスと共に十字架につけられていた強盗たちも、同じように彼をののしった。 |
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b |
神によって裁かれ、見捨てられる――45-50節 |
27:45 | さて1正午から暗やみが全地を覆って、1午後三時に及んだ。 |
27:46 | そして1午後三時ごろに、イエスは大声で叫んで言われた、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ?」.すなわち、「わが神、わが神、2なぜわたしをお見捨てになったのですか?」 |
27:47 | そこに立っていた者たちがそれを聞いて、「この人はエリヤを呼んでいる」と言った。 |
27:48 | すると、彼らのうちの一人が直ちに駆け寄り、海綿を取って、それに1酢を含ませ、それを葦につけて、イエスに飲ませようとした。 |
27:49 | しかし、ほかの者たちが言った、「待て。エリヤが彼を救いに来るかどうかを見よう」。 |
27:50 | イエスはもう一度、大声で叫び、彼の霊を1渡された。 |
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c |
彼の十字架の効果――51-56節 |
27:51 | すると見よ、宮の1垂れ幕が2上から下まで1真っ二つに裂けた.そして3地が揺れ動き、4岩が裂け、 |
27:52 | 1墓が開いて、眠っていた多くの2聖徒たちの体が起こされた。 |
27:53 | 彼らはイエスの復活の後、1墓から出て来て、聖なる都へ入って行き、多くの人に2現れた。 |
27:54 | 百人隊長や、彼と共にイエスの番をしていた者たちは、地震や起こった事柄を見て、ひどく恐れて言った、「まことに、この人は神の子であった」。 |
27:55 | また、多くの女たちは、遠くから見守っていた.彼女たちは、ガリラヤからイエスについて来て、仕えていた者である. |
27:56 | その中には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフの母1マリヤ、ゼベダイの子たちの母がいた。 |
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15 |
裕福な人によって葬られる――27:57-66 |
27:57 | 1夕方になって、ヨセフという名の裕福な人が、アリマタヤから来た.彼自身も、イエスの弟子となっていた。 |
27:58 | この人はピラトの所に来て、イエスの体を引き渡してくれるように求めた。そこでピラトは、それを彼に渡すように命じた。 |
27:59 | ヨセフはその体を取って、きれいな細糸の亜麻布に包んだ。 |
27:60 | 彼はそれを、1岩の中に掘った自分の新しい墓に納めた。そして墓の入り口に大きな石を転がして、立ち去った。 |
27:61 | マグダラのマリヤともう一人のマリヤは、そこにいて、墓のほうを向いて座っていた。 |
27:62 | 次の日、1準備の日の翌日、祭司長たちやパリサイ人がピラトの所に集まって来て |
27:63 | 言った、「閣下、われわれは、あの惑わす者がまだ生きていた時、『わたしは三日の後に復活する』と言ったのを思い出しました。 |
27:64 | そこで、三日目までその墓を警固するように命じてください.そうでないと、弟子たちが来て彼を盗み去り、『彼は死人の中から復活させられた』と、人々に言うかもしれません。そうなると、後の惑わしは、初めよりも悪くなるでしょう」。 |
27:65 | ピラトは彼らに言った、「番兵を連れて行け。行って、しっかりと墓を警固せよ」。 |
27:66 | そこで、彼らは行って、1石に封印し、番兵をつけて墓を警固した。 |
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