12:5 | 召会は、彼のために熱心に祈りを神にささげていた。 |
12:6 | ヘロデがいよいよペテロを引き出そうとしていたその夜、ペテロは二人の兵卒の間に、二本の鎖でつながれて眠っていた.そして、番兵たちは戸口の前で獄を守っていた。 |
12:7 | すると見よ、主の御使いがペテロのそばに立ち、光が独房の中を照らした.そして御使いはペテロのわき腹をつつき、呼び覚まして「すぐ起きなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から落ちた。 |
12:8 | また御使いは彼に言った、「帯を締め、サンダルをはきなさい」。彼はそのとおりにした。すると御使いは、「上着をまとい、わたしについて来なさい」と言った。 |
12:9 | そこでペテロは外に出て、ついて行った.彼は御使いによって起こっていることが、実際の事とは考えられず、幻を見ているのだと思った。 |
12:10 | 彼らは第一と第二の監視所を通過して、町に通じる鉄の門に来ると、門が彼らに対してひとりでに開いた。彼らが外に出て通路を進んで行くと、直ちに御使いは彼から離れ去った。 |
12:11 | そこで、ペテロは1我に返って言った、「今はっきりとわかった.主は彼の御使いを遣わし、ヘロデの手から、またユダヤの民衆のすべてのもくろみから、わたしを救い出してくださったのだ」。 |
12:12 | ペテロはこのことに気がつくと、マルコとも呼ばれるヨハネの母マリヤの家に行った.そこには大勢の人が、一緒に集まって祈っていた。 |
12:13 | 彼が入り口の扉をたたくと、ロダという女中が取次ぎに出て来た。 |
12:14 | 彼女はペテロの声だとわかると、喜びのあまり門を開けもしないで中に駆け込み、ペテロが入り口の前に立っていると知らせた。 |
12:15 | 人々は、「あなたは気が狂っている!」と言ったが、彼女は自分の言ったとおりだと強く言い張った。そこで彼らは、「それは1彼の御使いだろう」と言った。 |
12:16 | しかし、ペテロは門をたたき続けた.彼らが門を開けると、ペテロがいるのを見て驚いた。 |
12:17 | ペテロは静かにするようにと、手で彼らに合図し、主がどのように獄から導き出してくださったかを話した.そして、「これらの事を、1ヤコブと兄弟たちに知らせてください」と言った。そして彼は出て行き、別の所へ行った。 |
12:18 | さて、夜が明けると、ペテロに何が起こったのかと、兵卒たちの間でひとかたならぬ騒動があった。 |
12:19 | ヘロデは、ペテロを捜しても見つからなかったので、 |