出典 |
フットノート |
ルカ 10:30 注4 |
ユダヤ教の律法を重んじる教師たちを象徴しています(ヨハネ10:1)。彼らは律法を用いて(Iコリント15:56)、自分を義とする律法学者のような、律法を守る人を強奪しました。 |
ルカ 10:30 注5 |
ユダヤ教の教師たちが律法を誤用して人をはぎ取ることを象徴しています。 |
ルカ 10:30 注6 |
文字どおりには、強打して。律法によって殺すことを象徴しています(ローマ7:9―10)。 |
ルカ 10:30 注7 |
ユダヤ教の教師たちが、律法を守る人を死んだ状態のまま放置したことを象徴しています(ローマ7:11,13)。 |
ルカ 10:31 注1 |
神の律法を教えることによって神の民を顧みるべき者は(申33:10.歴代下15:3)、同じ道を同じ方向へ下って行くところでした。ですから、打たれた者に何の助けも与えることができませんでした。 |
ルカ 10:32 注1 |
神を礼拝することで神の民を助けた者の一人(民1:50.3:6―7.8:19)も、同じ場所に行こうとしていました。ですから、彼も死にかけている者に、何の助けも与えることができませんでした。 |
ルカ 10:33 注1 |
人―救い主を象徴しています。彼は見たところ、低い身分の普通の人でした。彼は、ここで話しかけている者を含む(25,29節)、自分を高くし自分を義とするパリサイ人に、低く卑しいサマリヤ人として軽べつされ、中傷されていました(ヨハネ8:48.4:9とノート1)。そのような人―救い主は、失われた人を捜し求め、罪人を救う彼の務めの旅で(19:10)、ユダヤ教徒の強盗どもに傷を負わせられた犠牲者が、悲惨な死にかけている状態にあった場所に下って来られました。彼はその者を見ると、彼の神性を伴う人性の中で深くあわれみ、優しいいやしと救いの顧みを与えて、緊急の必要に完全に応じられました(34―35節)。 |
ルカ 10:34 注1 |
34節から35節(34―35節)で, 死にかけている者に対する良きサマリヤ人の配慮のすべての要点は、律法の下で罪定めされた罪人に対する人―救い主の神性を伴う人性の中での、あわれみ深い、優しい、惜しみない顧みを描写し、彼の救う恵みの中の、彼の道徳の高い水準を極みまで見せています。(1) その者の傷に包帯をした―いやす。(2) その傷に油とぶどう酒を注いだ―聖霊と神の命を与える(マタイ9:17とノート1.ヨハネ2:9とノート1)。(3) 彼を自分の家畜(ろば)に乗せた―へりくだった方法でへりくだった手段によって運ぶ(ゼカリヤ9:9)。(4) 彼を宿屋に運んだ―召会にもたらす。(5) 彼の世話をした―召会を通して顧みる。(6) 宿屋に支払いをした―その者のために召会を祝福する。(7) 宿屋が費やしただけのものを帰って来た時に支払うと言った―この時代に、召会が主によって救われた者に費やしたものは何であれ、救い主の再来の時、払い戻すことを宣言する。 |
ルカ 10:35 注1 |
ヨハネ6:7のノート1を参照。 |
ルカ 10:36 注1 |
自分を義とした律法学者は、他の人を自分の隣人として愛することができると思いました(29節)。しかし彼は、自分を義とするという盲目の下に、彼自身が、自分を愛してくださる隣人、すなわち人―救い主が必要であることを、知らなかったのです。 |