出典 |
フットノート |
ローマ 15:16 注3 |
パウロが神の福音の祭司として、キリストを異邦人に供給したことは、神への祭司の奉仕でした。そして彼が福音を宣べ伝えて得た異邦人は、神にささげられたささげ物でした。この祭司の奉仕によって、不潔で汚れていた多くの異邦人は、聖霊の中で聖別されて、神に受け入れられるささげ物となりました。彼らは世俗的なものから分離され、神の性質と要素で浸透され、地位的にも性質においても聖別されました(参照,6:19のノート2)。この聖別は、聖霊の中でです。それは、キリストの贖いに基づいて、キリストを信じて再生された人たちを、聖霊が新しくし、造り変え、聖へと分離することを意味します。 |
ローマ 15:17 注1 |
第5章2節(5:2)のノート4を参照。 |
ローマ 15:19 注1 |
ヨーロッパの東南部で、人里離れた、未開の地域です。これは、パウロの福音の宣べ伝えが、広く行き渡っていることを示しています。彼はそれよりもさらに遠く、スペインにまで行くことを願っていました(24節)。 |
ローマ 15:19 注2 |
文字どおりには、成就した。 |
ローマ 15:24 注1 |
その当時、パウロはおそらく、スペインを地の果て(使徒1:8)と考えていたのでしょう。 |
ローマ 15:25 注1 |
ギリシャ語は、「執事として仕える」ことを意味します。 |
ローマ 15:26 注1 |
文字どおりには、交わり。ギリシャ語は、あずかることと交わりを意味します。同じ言葉が、ピリピ人への手紙第1章5節(ピリピ1:5)では「交わり」と訳されており、ヘブル人への手紙第13章16節(ヘブル13:16)では「分け合うこと」と訳されていますが、この書の第12章13節(12:13)の「顧みる」と同じ語根です。パウロがキリストを異邦人に供給し、異邦人をいけにえとして神にささげることから、愛の交わり、すなわち、異邦人聖徒とユダヤ人聖徒との愛にある交わりが発展してきました。パウロはキリストをもって、異邦人の所へ行きました。今や彼は、異邦人聖徒の物質の交わりをもって、ユダヤ人に戻ってきました。この愛の交わりは、パウロの務めの実際的な結果です。 |
ローマ 15:27 注1 |
ギリシャ語は、祭司とレビ人が宮の中で行なった奉仕を意味し、ヘブル人への手紙第10章11節(ヘブル10:11)の「仕える」と同じ言葉です。16節(16節)で、パウロは自分が祭司であると認識していました。ここで彼は、異邦人がレビ人のように仕えていると認識しているようです。 |
ローマ 15:29 注1 |
文字どおりには、キリストの祝福の豊満の中で。パウロはキリストをもって異邦人へ行き、財物をもってユダヤ人の兄弟たちへ戻ってきましたが、キリストの祝福の満ち満ちたものをもってローマを訪問し、キリストの豊富をそこの人々に供給することを期待しました。これは、正常な召会生活を見せています。使徒を通して、召会生活はキリストで満たされ、財物の交わりにおける愛で満たされ、キリストの満ち満ちたものの祝福に互いにあずかることで満たされました。 |
ローマ 15:31 注1 |
ギリシャ語は、執事の奉仕を意味します。25節(25節)とこの節で、パウロは、自分が執事として仕えていると考えていました。 |