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出典

フットノート

1コリ 2:14 注4 魂の人は、霊的な知覚の本能を持っていません。ですから、彼は霊の事柄を知ることができません。
1コリ 2:14 注6 ここの「霊によって」とは、人の霊が神の霊によって感動され、その機能を十分に働かせて、人の魂が人を支配し、制御することに置き換わることを言っています。人はそのような霊によってのみ、神の霊の事柄を識別することができます。霊に支配され、制御されている人は、次の節で述べられている霊の人です。神は霊ですから、神の霊の事柄はすべて霊的です。こういうわけで、神の霊の事柄を識別し、知るために、人は人の霊を用いなければなりません(ヨハネ4:24)。
1コリ 2:14 注5 あるいは、吟味され、審査される。こうして、それが真理であることが明確にされます。
1コリ 2:15 注1 霊の人とは、自分の魂を否み、魂によって生きないで、神の霊によって占有され活気づけられている、彼の再生された霊に、自分の全存在を支配させている人です。さらに、彼はそのような霊によって生き、それにしたがって動き、行動します(ローマ8:4)。そのような霊の人は、神の霊の事柄を識別することができます。なぜなら、彼の霊的な知覚の本能が、その機能を現すことができるからです。
1コリ 2:16 注1 わたしたちはキリストと有機的に一つですから、彼が持っておられるすべての機能を持っています。思いは知性の機能、理解する器官です。わたしたちはそのような器官、キリストの思いを持っています。ですから、彼が知っておられることを知ることができます。わたしたちはキリストの命だけでなく、キリストの思いも持っています。キリストは、わたしたちの霊から思いに浸透して、わたしたちの思いを彼の思いと一つにしなければなりません。
1コリ 3:1 注1 霊の人とは、肉にしたがって振る舞わず、魂の命にしたがって行動しないで、霊にしたがって、すなわち、神の霊と混ざり合った人の霊にしたがって生きる人です。このような人は、そのような混ざり合った霊によって管理され、支配され、方向づけられ、動かされ、導かれます。
1コリ 3:1 注2 これは、3節(3節)の「肉的」よりもさらに強く、さらにひどい表現です。「肉の」は、肉で造られていることを示します。「肉的」は、肉の性質の影響を受けており、肉の特徴にあずかっていることを示します。この節で使徒は、コリントの信者たちは完全に肉のものであり、肉で造られており、肉そのものであると見なしました。何と強烈な言葉でしょう! 次に3節(3節)で使徒は、彼らがねたみ、争っているのは肉的であり、彼らは肉的性質の影響の下にあり、肉の特徴にあずかっている、と罪定めしました。
 本書は、信者が三種類の人のうちのどれかであることを、はっきりと啓示しています。(1)霊の人は、聖霊の油塗りの下に、霊の中で生きています(ローマ8:4ガラテヤ5:25)。(2)魂の人は、魂、すなわち天然の命の支配の下に、魂の中で生きています(2:14)。(3)肉の、そして肉的な人は肉のものであり、肉の性質の影響の下に、肉の中で生きています。主は、すべての信者が恵みにあずかり、第一種類目の人、すなわち、霊の人になることを願っておられます。これが本書の目標です。すなわち、魂的な、肉の、肉的なコリントの信者たちを励まして、彼らが命において成長し、霊的になるようにと切望させるのです(2:153:114:37)。わたしたちは神に召されて、キリストの交わりにあずかっています(1:9)。このキリストは今や、命を与える霊であり(15:45)、わたしたちは彼と一つ霊です(6:17)。ですから、わたしたちは霊の中で生きて、聖霊の導きの下にある時はじめて、彼を経験し、彼を享受することができます。わたしたちが魂の中、あるいは肉の中で生きる時は、彼にあずかることも、彼を享受することもできません。
1コリ 3:1 注3 コリントの信者たちは、命における初期の賜物をすべて受け、どんな賜物にも欠けることがありませんでした(1:7)。ところが、彼らはそれを受けた後、命において成長せず、むしろキリストにある幼子のままであり、霊的ではなく、肉でした。使徒はここで、彼らの欠けているものと必要を指摘しました。それは、命において成長し成熟すること、完全に成長することです(2:6コロサイ1:28)。
1コリ 3:2 注2 乳はおもに幼子のためであり、固い食物は成長した人のためです(参照、ヘブル5:12のノート3と13節のノート1)。
1コリ 3:2 注1 乳を飲ませたり食べ物を与えたりするのは、人を養うことです。養うことと教えることは違います。養うのは命の事であり、教えるのは知識の事です。使徒がコリントの信者たちに供給したものは知識のように見えますが、実は乳でした(まだ固い食物ではありません)。そしてそれは、彼らを養ったはずです。
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