出典 |
フットノート |
| 1コリ 3:2 注2 |
乳はおもに幼子のためであり、固い食物は成長した人のためです(参照、ヘブル5:12のノート3と13節のノート1)。 |
| 1コリ 3:2 注3 |
これは、コリントの信者たちが命において成長していなかったことを示します。彼らはまだ、固い食物を受けることができませんでした。 |
| 1コリ 3:3 注1 |
ねたみと争いは、肉の性質の表現、特徴です。ですから、ねたみと争いは、肉の中にいる人が肉的であって、彼らが人の方法にしたがって歩いていることを示しています。 |
| 1コリ 3:3 注2 |
堕落した人はみな肉です(ローマ3:20．ガラテヤ2:16とノート2)。ですから、人の方法にしたがうとは、肉にしたがうことです。コリントの信者たちの間のねたみや争いは、彼らが堕落した人の肉にしたがって歩いたのであって、神によって再生された人の霊にしたがって歩いたのではなかったことを示しています。彼らは霊的ではなく肉的であって、神にしたがってではなく、人の方法にしたがって歩いていました。 |
| 1コリ 3:6 注1 |
植えること、水を注ぐこと、成長させることはすべて、命の事と関係があります。これは、信者たちが神の耕された地であって(9節)、それはキリストを成長させるためであることを示しています。キリストの奉仕者たちは、植えたり水を注いだりすることができるだけです。ただ神だけが、成長させることができます。コリントの信者たちは、植える者と水を注ぐ者を過大評価し、成長させる方を無視しました。ですから彼らは、彼らの命としてのキリストの中で成長しませんでした。
コリントの信者たちは、ギリシャの哲学的知恵の強い影響の下で、知識に注意を払いすぎて、命を無視しました。この章でのパウロの意図は、彼らの注意を知識から命に転機させ、自分は養う者、植える者であり、アポロは水を注ぐ者であって、成長させるのは神である、というのを示すことでした。第4章15節(4:15)で、彼は彼らに、自分は彼らの霊の父であり、キリストの中で福音を通して彼らを生んだとさえ告げています。命の観点、神の観点からは、彼らはキリストを成長させる神の耕された地です。これは完全に命の事であって、魂の命、天然の命に支配され、天然の知恵の影響の下にある信者たちが、完全に見失っていることです。 |
| 1コリ 3:7 注1 |
命の成長に関する限り、キリストの奉仕者たちは、植える者であれ水を注ぐ者であれ、みな取るに足りません。神がすべてです。わたしたちは目を、彼らから神ご自身に転じなければなりません。これは、キリストの一人の奉仕者を他の人よりも高く評価して起こる分裂から、わたしたちを救います。 |
| 1コリ 3:8 注1 |
褒賞は、神の耕された地で、植えたり水を注いだりして労苦するキリストの奉仕者への励ましです。 |
| 1コリ 3:9 注1 |
神も働き人です。キリストの奉仕者、神の同労者が神の耕された地で働いている時、神も働いておられます。人が神の同労者となって、神の耕された地で神と共に働き、キリストを成長させることができるとは、何という特権と栄光でしょう！ |
| 1コリ 3:9 注2 |
すなわち農場。キリストの中で再生され、神の命を持っている信者たちは、神の耕された地であり、神の新創造における農場です。それはキリストを成長させて、神の建造のための尊い材料を生み出します。ですから、わたしたちは神の耕された地であるだけでなく、神の建物でもあります。団体的に、わたしたちは神の召会であって、キリストが内側に植えられています。キリストは、わたしたちの中で成長し、内側から成長し出さなければなりません。この章の意味では、わたしたちから生み出されるのは植物の実ではなく、地上に神の住まいを建造するための尊い材料である金、銀、宝石です。ですから、神の建物、神の家、召会は、キリストの増し加わりであり、無限のキリストの拡大です。 |
| 1コリ 3:10 注1 |
ギリシャ語は、「大工の頭領」を意味します。マタイによる福音書第16章18節(マタイ16:18)で、主は彼の召会を建てると言われました。しかしここで使徒は、自分は建築家である、賢い建築家であるとさえ言います。これは、主が直接、召会を建造されるのではなく、彼の奉仕者たちを通してであり、彼のからだのあらゆる肢体を通してでさえある(エペソ4:16)ことを示しています。使徒は5節から7節(5―7節)で、自分は取るに足りないことを認めましたが、ここでは率直に、真実に、彼は神の恵みによって賢い建築家となり、唯一の土台であるキリストを据えた、それは他の人がその上に建てるためである、ということを言明しました。 |
