出典 |
フットノート |
| 2コリ 8:7 注5 |
窮乏の聖徒たちに物質の援助を与えることで示された愛の行為。信者たちの恵みは、神の恵みが彼らを動機づけた結果でした。使徒は、聖徒たちへの供給に関する交わりの中で、四方面の恵みに言及しています。(1)神の恵み。これは、マケドニヤの信者たちに与えられて、彼らを動機づけ、惜しみなく与えるようにさせた恵みです(1―2節)。(2)使徒たちの恵み。これは信者たちを、窮乏の聖徒たちへの供給にあずからせた恵みです(4節)。(3)信者たちの恵み。これは彼らが、窮乏の聖徒たちに物質を供給することです(6―7節)。(4)キリストの恵み。彼はわたしたちが豊かになるために、貧しくなられました(9節)。これは、信者たちが財物を主にささげることが、どのような目的であれ、絶対的に恵みの事柄であるべきであって、人の巧みな操作で行なわれるべきではないことを示します。 |
| 2コリ 8:9 注1 |
主イエスが豊かであられたのに、わたしたちのために貧しくなられたのは、わたしたちにとって恵みです。同じ原則で、わたしたちが財物を犠牲にすることは、他の人々には恵みです。 |
| 2コリ 8:10 注1 |
使徒の意見は、主のみこころと願望を発表しました。Iコリント第7章25節(Iコリント7:25)のノート1を参照。 |
| 2コリ 8:15 注1 |
これは出エジプト記第16章からの引用であって、神の民にバランスよくマナを供給する神の天的方法のことを言っています。そのことが、ここで、窮乏の聖徒たちに物質の必要を供給することに適用されています。マナは、神の民の日ごとの糧食として集められました。彼らは、どれだけ多く集めても、あるいは集めるのがどれほど少なかったとしても、十分に食べることができました。マナを集めることは、彼らの義務でした。彼らは自分の義務を、欲張ることなく行なわなければなりませんでした。同じように、わたしたちは神の子供たちとして、欲張ったり、自分のお金を自分のために蓄えたりすべきではありません。なぜなら、わたしたちが与えても与えなくても、結果はみな同じであるからです。神は主権をもって活発に働き、ご自身の民の富のバランスを、天的方法で保っておられます。このようにして、神はわたしたちの日ごとの必要を顧みられます。それは、多く蓄えた者にも余ることがなく、わずかしか蓄えない者にも不足のないようにするためです。 |
| 2コリ 8:16 注1 |
あるいは、勤勉。信者たちに対するパウロの勤勉、熱意を言っています。 |
| 2コリ 8:17 注1 |
使徒の切なる願いです。 |
| 2コリ 8:19 注1 |
6節(6節)のノート2と7節(7節)のノート5を参照。 |
| 2コリ 8:20 注2 |
物質の贈り物の豊かさ。 |
| 2コリ 8:20 注1 |
金銭は、人をそそのかして不正直にさせるために、悪魔によって多く用いられます。聖徒たちへの物質の供給の中には、金銭が含まれます。この事で人が疑いを持ち、非難などが起こらないように、使徒は評判の良い兄弟を証人として、テトスと共に遣わしました。 |
| 2コリ 8:21 注1 |
あるいは、先のことを予測する、あらかじめ考えておく(ローマ12:17にあるように)。これは、箴言第3章4節(箴3:4)から引用されたに違いありません。七十人訳は、「主と人の目に誉れあることのために、洞察力を働かせる」となっています。 |
