出典 |
フットノート |
マタイ 16:26 注1 |
ルカによる福音書第9章24節から25節(ルカ9:24―25)で、「魂の命」が「自分」に置き換えられているのは、わたしたちの魂の命がわたしたち自身であることを示しています。 |
マタイ 16:27 注1 |
「なぜなら」は、主の再来の時、主に従う者たちが主から報いられるかどうかは、25節から26節(25―26節)で述べられているように、自分の魂を失うか救うかにしたがってであることを示しています。 |
マタイ 16:27 注2 |
これは、キリストが戻って来られる時、キリストの裁きの座で起こります(IIコリント5:10.啓22:12)。 |
マタイ 16:28 注1 |
これは、山の上での主の変貌によって成就されました(17:1―2)。主の変貌は、彼の王国における来臨でした。ペテロ、ヤコブ、ヨハネの三人の弟子たちは、これを見ました。 |
マタイ 17:1 注2 |
主の変貌は、第16章でのキリストと召会に関する啓示(ヘルモン山のふもとで与えられた)の六日後に起こったのですから、ここの高い山は、ヘルモン山であるに違いありません。キリストと召会に関する啓示を受けるために、わたしたちは宗教的環境を遠く離れていなければなりません。しかし、変貌したキリストの幻を見るためには、地的水準をはるかに超えた高い山の上にいる必要があります。 |
マタイ 17:1 注1 |
第13章53節から第17章8節の記録は、天の王を拒絶することから王国の出現の栄光に入るまでの、彼に従う道を描写しています。主に従う者たちは、ユダヤ人に拒絶されただけでなく(13:53―58)、異邦人の政治によっても迫害され、殉教さえしました(14:1―12)。彼らは主と共に乏しい状態で荒野にいましたが、彼によって豊かに顧みられました(14:13―21)。彼らが嵐の海で逆風を受けていた時、主は海の上を歩き、嵐を静め、彼らを無事に通過させられました(14:22―34)。その時、多くの病人が彼に触っていやされました(14:35―36)。しかし、神を偽善的に礼拝する者たちは、彼に従う者たちが彼らの言い伝えに違反していたために、彼を非難しにやって来ました(15:1―20)。それから弟子たちは、主に従って異邦人の地方へ行きましたが、そこで悪鬼にとりつかれた異邦人がいやされました(15:21―28)。この後、彼らは主に従ってガリラヤの海辺に行き、それから山に登りました。そこであらゆる病気の人たちがいやされ、また彼に従う者たちと群衆の必要が、不毛の荒野で再び豊かに備えられました(15:29―39)。これに続いて、当時の根本主義者と近代主義者が、主を試みるためにやって来ました。すると主は彼らにとって唯一のしるしとなるために、死ぬことを示されました(16:1―4)。それから主は彼に従う者たちに、根本主義者と近代主義者のパン種を警戒するように命じられました(16:5―12)。これらすべてを経過した後、主はご自分に従って来る者たちを、異邦人の地に近い聖地の境界へ連れて行かれました。それは、彼らがキリストと召会と十字架の啓示を、王国に入る道として得るためでした(16:13―28)。最後に、王国の出現において、主は彼らを栄光へもたらされました(17:1―8)。 |
マタイ 17:2 注1 |
文字どおりには、造り変えられ。 |
マタイ 17:3 注1 |
モーセは死に、神は彼の体を隠されました(申34:5―6)。またエリヤは神によって天へ引き上げられました(列王下2:11)。神は意図的に、この二つの事を行なわれました。それは、モーセとエリヤが変貌の山で、キリストと共に現れるためでした。彼らはまた、大患難の時に二人の証人となるために、神によって取って置かれています(啓11:3―4)。モーセは律法を代表し、エリヤは預言者を代表します。律法と預言者はキリストの全き証しとして、旧約の構成要素です(ヨハネ5:39)。この時モーセとエリヤが現れて、旧約聖書で語られたキリストの死について(ルカ24:25―27,44.Iコリント15:3)、キリストと語り合いました(ルカ9:31)。 |
マタイ 17:4 注1 |
ペテロの途方もない提案は、モーセとエリヤをキリストと同じ水準に置きました。それは律法と預言者を、キリストと同等にすることでした。これは絶対に神のエコノミーに反するものです。神のエコノミーにおいて、律法と預言者はキリストの証しにすぎません。それらはキリストと同じ水準に置くべきではありません。 |
マタイ 17:5 注1 |
御子を立証する御父のこの宣言は、キリストがバプテスマから起き上がられた後、最初に与えられました。それは、死人からの復活を象徴しています。これは二回目で、完全に同じ御父の宣言です。今回は、御子を変貌において立証されます。それは来たるべき王国を予表します。 |