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出典

フットノート

ヤコブ 2:24 注1 信仰によって義とされることは、神聖な命を受けるためです(ローマ5:18)。行ないによって義とされることは、神聖な命を生きることを通してです。生活は命の結果ですから、行ないによって義とされることは、信仰によって義とされた結果です。アブラハムがイサクをささげたことと、ラハブが使者たちを受け入れ、また彼らを送り出したことは両方とも、彼らの生きた信仰から出てきた行ないです。生きている木は、確かに実をもたらします。行ないによって義とされることは、信仰によって義とされることと矛盾しません。後者は原因であり、それは前者をもたらします。前者は効果であり、後者の結果と証明です。
 この章は、人を分け隔てしないことで始まり(1―13節)、貧しい聖徒たちの必要を実際的に顧みることに行き着きます。それは信仰の義とする働きです(14―26節)。これらの美徳はみな、ヤコブの観点によると、クリスチャンの実行上の完成の特徴と考えられます。
ヤコブ 2:25 注1 文字どおりには、押し出す。
ヤコブ 2:26 注1 霊は体に命を与えます(創2:7)。同じように、行ないはその信仰の中にある命を示し、またその命を表現します。
ヤコブ 3:1 注1 教える者は、いろいろな教えを持ち込み、いろいろな意見を生み出し、困り事と分裂を引き起こす傾向があります(参照,IIテモテ4:3Iテモテ1:3―4,7エペソ4:14)。
ヤコブ 3:1 注2 わたしたちの言うことは何であれ、裁かれるでしょう。そしてわたしたちは、自分の言葉によって裁かれるでしょう(マタイ12:36―37)。
ヤコブ 3:5 注1 燃え広がる力を持つ野火。
ヤコブ 3:6 注1 わたしたちを汚す、ゲヘナからの邪悪な火。舌は野火のように、その破壊を燃え広がらせます。また邪悪な火のように、わたしたちの体全体をゲヘナからの悪で汚します。
ヤコブ 3:6 注2 「車輪」のギリシャ語は、車輪のように走ったり転がったりする丸いもの、あるいは円形のものを一般的に指します。それは比喩的に、太陽の軌道のような物理的現象の回転、あるいは経路を示します。人生を表す言葉は、起源、誕生、生み出すことを意味します。ですから、この句は「誕生の車輪」と訳すこともでき、それはわたしたちの人生のことを比喩的に言っています。なぜなら、わたしたちの人生は誕生の時に動き出し、走り続けてその終わりに至る、車輪のようであるからです。ゲヘナからの邪悪な火である舌は、わたしたちの誕生から死に至るまで、車輪のように走るわたしたちの人生に火をつけます。それは、わたしたちの全生涯の経路を、舌の邪悪な汚染と破壊の下に完全に落ち込ませます。
ヤコブ 3:6 注3 火の池を象徴します(啓20:15)。マタイ第5章22節(マタイ5:22)のノート8を参照。
ヤコブ 3:7 注1 地上の獣、空中の鳥、ちりの中をはうもの、水中に住む生き物の性質は、すべての動物の性質よりも強い人の性質によって、制御されてきました。しかしながら、人の強い性質でさえ、舌を制御することはできません。
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