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出典

フットノート

1ペテ 1:11 注3 高く評価されているバチカン写本は、「キリストの」を省いています。これは、その霊に関する新約の啓示に適合します。しかしながら、権威ある他の写本は、本文中に「キリストの」を入れています。新約の啓示では、キリストの霊はキリストの復活後のその霊を示します(ローマ8:9―11)。キリストの復活の前に、神の霊だけでなくキリストの霊でもあるその霊は、まだありませんでした(ヨハネ7:39)。キリストの霊は、キリストの死と復活を通して、またそれをもって構成された神の霊です。それは信者たちに、キリストの死と復活を適用し、分与するためでした。キリストの霊の構成は経綸上であり、新約の時にキリストの死と復活を通して、またそれをもって経綸的に構成されたのですが、キリストの霊の機能は永遠です。なぜなら、彼は永遠の霊であるからです(ヘブル9:14)。これはキリストの十字架のようです。この出来事は、キリストの死の時に成就されました。しかしその機能は永遠です。ですから、神の永遠の目には、キリストは世の基が置かれた時からほふられていたのです(啓13:8)。旧約の時、キリストの苦難と栄光を探り求め、またつぶさに調べていた預言者たちに、キリストの霊である神の霊は、キリストの死と復活について、それがいつであるか、またどのような時であるかを明らかにされたのです。
1ペテ 1:11 注5 文字どおりには、へと。キリストが受けられた苦難は、神が割り当てられた苦難でした(イザヤ53:10)。ですから、それらは神からであり、神に属するものです。
1ペテ 1:11 注4 キリストはまず苦難を受け、それから栄光に入られました(ルカ24:26)。わたしたちは彼に従って同じ道を歩むべきです(4:13ローマ8:17)。キリストの苦難は、詩篇第22篇1節(詩22:1)、6節から8節(詩22:6―8)、12節から18節(詩22:12―18)、イザヤ書第53章2節から10節前半(イザヤ53:2―10節前半)、12節後半(イザヤ53:12節後半)、ダニエル書第9章26節(ダニエル9:26)、ゼカリヤ書第12章10節中(ゼカリヤ12:10節中)、第13章6節から7節(ゼカリヤ13:6―7)で預言者たちに啓示され、彼らによって預言されたように、神の贖いの成就のためです。贖いは、否定的な面で、人と神との間のすべての問題を解決し、旧創造を終わらせ、積極面では、神の永遠の目的の成就のために、神の永遠の命を解き放ちました。
 キリストの栄光は(参照,ノート6)、彼が栄光を受けられるためです。キリストは栄光を、十字架刑の前に御父に求められましたが(ヨハネ17:1)、それは神の新約エコノミーを執行して、神の永遠の目的を完成するためです。キリストの苦難と、キリストがさまざまな段階の栄光をもって栄光を受けることは、神の全き贖いと救いの要因であって、わたしたちによって適用され、経験されており、5(5節)、9(9節)、10節(10節)で述べられた救いと等しいです。これは、旧約の預言者たちが探り求め、またつぶさに調べたもの、キリストの霊が彼らに啓示したもの、新約で使徒たちが聖霊によって宣べ伝えたもの、御使いたちが切にうかがい知ろうとしているものです(12節)。
1ペテ 1:11 注6 原文は複数です。さまざまな段階における栄光。すなわち、彼の復活における栄光(ルカ24:26使徒3:13)、彼の昇天における栄光(使徒2:33ヘブル2:9)、彼の再来における栄光(啓18:1マタイ25:31)、彼の支配における栄光(IIテモテ2:12啓20:4,6)です(詩16:8―1022:21―22118:22―24110:1,4118:26ゼカリヤ14:4―5ダニエル7:13―14詩24:7―1072:8―11に啓示されているように)。
1ペテ 1:11 注2 旧約の預言者たちは、彼らの内のその霊が、キリストの苦難と栄光を通して彼の驚くべき成就に関して明らかにされたのはいつなのか、あるいはどのような時であるかを調べていました。結局、これらの驚くべき事柄は、彼らにではなく、新約の信者たちに供給されることが啓示されました(12節)。
1ペテ 1:11 注1 預言者たちが調べたことは、その霊が旧約で神の救いをあらかじめ適用することでした。
1ペテ 1:12 注1 11節(11節)のキリストの苦難と彼の栄光のことを言っています。
1ペテ 1:12 注2 使徒たちの宣べ伝えは、新約における神の救いの、その霊の実際的な適用です。
1ペテ 1:12 注3 ギリシャ語は、あるすばらしい光景を見ようと身をかがめ、首を伸ばしている様を描写しています。これは、御使いたちが、神の救いのためにキリストに関する事柄を、いかに興味深く観察しているかを示しています。彼らは救い主の誕生を告げ知らせ、祝賀しました(ルカ2:8―14)。彼らは罪人が悔い改めて、救いを受けるのを歓喜します(ルカ15:10)。また彼らは救いを継ぐ者たちに仕えて幸いです(ヘブル1:14使徒12:15マタイ18:10)。
1ペテ 1:13 注1 3節から12節(3―12節)は、父なる神の祝福(ほめ言葉)の長い文であって、彼の驚くべき卓越した救いを明らかにします。その救いは、わたしたちの霊の再生から始まり(3節)、わたしたちの魂の救いにおいて完成し(9節)、キリストの苦難と栄光を通して成就され(11節)、聖霊によってわたしたちに適用されます(12節)。これに基づいて、13節(13節)は、三一の神が彼のエコノミーにしたがって遂行される全き救いにあずかっている人たちに、勧めを始めます。
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