出典 |
フットノート |
| 1ペテ 1:22 注1 |
わたしたちの魂のきよめは、その霊がわたしたちの性質を聖化することであり、神の聖なる性質の中で、わたしたちが聖なる生活をするためです(15―16節)。それは罪のきよめ(ヘブル1:3)や罪の清め(Iヨハネ1:7)よりも深いです。後者の二つはわたしたちの外側の行為のきよめであり、前者はわたしたちの内側の存在―魂のきよめです。このきよめはエペソ人への手紙第5章26節(エペソ5:26)の、言葉の中の水の洗いのようなものです(参照,そこのノート3)。 |
| 1ペテ 1:22 注4 |
わたしたちの魂のきよめは、わたしたちが全存在を神に集中し、心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くして神を愛するために(マルコ12:30)、偽りのない兄弟愛、神が愛される人たちを心から熱く愛する、という結果になります。まず、神の再生は聖なる生活を生み出し(15―16節)、次に神の聖化(きよめ)は兄弟愛を生み出します。 |
| 1ペテ 1:22 注5 |
幾つかの写本は、心から熱く、となっています。 |
| 1ペテ 1:23 注1 |
この節は22節(22節)を修飾します。わたしたちは再生されたので、自分の魂をきよめて、兄弟愛へと至りました。神聖な命による再生は、わたしたちの魂をきよめ、聖別して、偽りのない兄弟愛へと至るための土台、基礎です。この部分の御言は再生に始まり、終わっています。そしてそれは、神に対する聖なる生活と、聖徒たちに対する兄弟愛という結果になります。 |
| 1ペテ 1:23 注2 |
種は命の入った器です。朽ちない種としての神の言葉は、神の命を入れています。ですから、それは生きていて、存続するのです。この言葉を通して、わたしたちは再生されました。神の命をわたしたちの霊の中に伝達し、わたしたちを再生するのは、神の生きている、存続する命の言葉です。 |
| 1ペテ 1:24 注1 |
堕落した人のことを言います。すべての堕落した人類は、しおれる草のようであり、その栄光は散る草花のようです。かつて信者たちはそのようでしたが、主の生きている、存続する言葉は、再生を通して彼らの中にまかれた種として、彼らの性質を変え、彼らを生きていて、永遠に存続するものとします。 |
| 1ペテ 1:25 注2 |
23節(23節)の神のことを言っており、主イエスは神であることを示しています。 |
| 1ペテ 1:25 注1 |
23節(23節)の「言」は、恒常的な言葉です。ここの「言葉」(二回)は、臨時的な言葉です。恒常的な言がわたしたちに語りかける時、それは臨時的な言葉になります。 |
| 1ペテ 1:25 注3 |
使徒たちによって宣べ伝えられた言葉は、信者たちを再生させる福音です。 |
| 1ペテ 2:1 注1 |
1節から10節(1―10節)の勧めは、第1章に啓示されていることに基づいています。三一の神によって信者たちの中で成し遂げられた三つの主要な事柄が、第1章に強調されています。すなわち、御父の再生(1:3,23)、御子の贖い(1:2,18―19)、その霊の聖別(1:2)です。それは、信者たちを聖なる民とし、聖なる生活を生きさせます(1:15―16)。これに基づいて、ペテロは信者たちに、命の中で成長し(2節)、霊の家に建造されるよう(5節)奨励しています。 |
