出典 |
フットノート |
1ペテ 4:17 注2 |
あるいは家族、すなわち信者たちから構成されている召会(2:5.ヘブル3:6.Iテモテ3:15.エペソ2:19)。ご自身の家であるこの家から、神はご自身の子供たちに対して懲らしめの裁きを行なうことによって、彼の行政上の管理を始められます。それは、彼の宇宙的王国の中で、福音に従わない者、また彼の行政に反抗する者たちを裁くのに、強い根拠を持つためです。これは彼の王国を建て上げるためであり、それは第二の手紙で取り扱われています(IIペテロ1:11)。 |
1ペテ 4:17 注4 |
これはおもに、不信のユダヤ人の不従順のことを言っています。彼らは経綸の変化、すなわち、モーセの旧約の律法からイエス・キリストの新約の福音へ移ったことに反対し、反逆しました。この手紙が書かれたのは、迫害に遭っているユダヤ人信者(まき散らされた、選ばれた寄留者たち―1:1)に対してでした。彼らが受けた迫害は、異邦人からではなく、大半が反対するユダヤ人、不信のユダヤ人、福音に従わない者たちから来ました。 |
1ペテ 4:17 注3 |
これは、神の福音に従わない未信者たちは、信者たちが受ける裁きよりはるかに厳しい裁きを受けることを示しています。 |
1ペテ 4:18 注1 |
キリストを信じる彼らの信仰を通して義とされることによって(ローマ5:1)、またキリストにあって義なる命を生きることによって(ピリピ3:9.IIコリント5:21.啓19:8)、義とされた信者たちのことを言っています。 |
1ペテ 4:18 注2 |
主の死を通して永遠の滅びから救われるのではなく、神の懲らしめの裁きとしての迫害の試練を通して、来たるべき破滅から(Iテサロニケ5:3,8とノート3)救われる。その生活をきよめる迫害の苦難を通して神によって懲らしめられた信者は、この世に対する神の激怒から、特に不信のユダヤ人に対するエルサレムの来たるべき破滅を伴った神の激怒による破滅から、迫害の困難をもって救われます。 |
1ペテ 4:18 注3 |
すなわち、どこに立つ。文字どおりには、どこに現れる。初期の使徒たちの間には、不敬虔で神の福音に従わない不信の罪人たちを裁くために、主イエスは間もなく再来されるという強い信仰がありました(IIテサロニケ1:6―9)。ペテロのここの言葉は、このことを言っているはずです。神の行政において、神の福音に従い、神の御前に義なる生活を生きる義人は、かろうじて救われ、神の訓練の刑罰を手段として迫害を受け、こうして彼らの命はきよめられます。そうであれば、神の激怒による破滅が臨む時、神の福音に従わず、神の行政に逆らって罪深い生活をする不敬虔な者は、どこに立つのでしょうか? |
1ペテ 4:19 注2 |
神のみこころによれば、神はわたしたちがキリストのために苦難を受けることを願っておられ、またそのように定められておられます(3:17.2:15.Iテサロニケ3:3)。 |
1ペテ 4:19 注1 |
神のみこころによって苦難を受ける者たちは、他の人のように主に信頼すべきです。 |
1ペテ 4:19 注5 |
あるいは、義しい、善良な、高貴な行為を行なう。 |
1ペテ 4:19 注4 |
迫害は、苦難を受ける信者たちの肉体に打撃を与えることができるだけであって、彼らの魂に打撃を与えることはできません(マタイ10:28)。彼らの魂は、信実な創造主である主によって守られています。彼らは忠信な委託によって、主と協力すべきです。 |