出典 |
フットノート |
啓示録 17:6 注1 |
ローマ教は、聖徒たちを直接には殺しませんが、間接的にローマ帝国を通して殺します。彼女は聖徒たちの血で、またイエスの証し人たちの血で、酔いしれています。 |
啓示録 17:8 注1 |
獣、すなわち反キリストは、ヨハネがこの書を書いた時より前に、カイザル・ネロという人物において「いた」のです。彼はヨハネが書いている時には「いない」のです。なぜなら、ネロはその時までに死んでいたからです。彼は、「アビスから上って来」ようとしています。これは、第13章3節(13:3)で示されているように、ネロの霊が今アビスにあり、そこから上って来て、殺されて生き返る反キリストの体に乗り移ろうとしていることを言っています。 |
啓示録 17:8 注2 |
これは、第19章20節(19:20)と第20章10節(20:10)に記されているように、反キリストが滅びることを示しています。すなわち、彼は火の池に投げ込まれるでしょう。 |
啓示録 17:8 注3 |
文字どおりには、巻物。 |
啓示録 17:9 注1 |
ローマの都は、七つの山の上に建っています。これらは、遊女が座っている獣の七つの頭で象徴されます。 |
啓示録 17:10 注1 |
七人の王は、ローマ帝国の七人のカイザルです。最初の五人は「倒れ」ました。すなわち、彼らは不自然な死に方をしました(士3:25.サムエル下1:10,25,27)。彼らはジュリアス・シーザー、チベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロですが、いずれもヨハネがこの書を書く前に、暗殺されるか自殺するかしています。第六番目はドミティアンで、彼も暗殺されましたが、本書が書かれた時にはまだ生きていました。ですから、彼のことは「今おり」と言われているのです。「もう一人」は第七番目で反キリストになりますが、この時には「まだ来ていない」のです。彼が来る時、彼はしばらくとどまるに違いありません。それから殺され、第五番目のネロの霊を受けて生き返り、第八番目になるはずです。 |
啓示録 17:11 注1 |
反キリストは、来たるべき第七のカイザルです。しかし、彼は第八でもあります。第13章3節(13:3)によれば、反キリストは殺されて生き返ります。その生き返る時に、アビスから上って来る(サタンが地に投げ落とされる時―12:10,13)ネロ(第五のカイザル)の霊が、死んだ第七番目のカイザル、反キリストの体を生かし、こうしてキリストの復活のまねをします。この第五と第七のカイザルから成っている者が、第八番目です。それゆえに、彼は「あの第七から出たもの」であって、第七番目の体と第五番目の霊を持っています。ですから彼はさらに有能になり、さらに賢く、さらに力に満ちて人々を魅了し、欺き、引き寄せ、キリストを信じない者たちを捕らえるでしょう。このような異常な存在を見て、人々が驚き怪しみ、彼に従うのは不思議ではありません(8節,13:3)。 |
啓示録 17:12 注1 |
十人の王は、大患難の前に復興したローマ帝国で起こされます。彼らは反キリストと一つになって神に反抗し、神の民―ユダヤ人と信者たちを迫害します。これらの十人の王は、ネブカデネザルが夢の中で見た、大きな像の十本の足の指で象徴されます(ダニエル2:42)。彼らは彼ら自身と彼らの王国を、反キリストに服させます(17節)。 |
啓示録 17:13 注1 |
意見として発表された思い。 |
啓示録 17:14 注1 |
ここの戦いは、第19章11節から21節(19:11―21)に述べられているのと同じものであり、ハルマゲドンの戦いです(16:14,16)。 |