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命の牧養――宗教の外にいる信者たちのために――10:1-42 |
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(1) |
羊の囲い、門、牧場――羊のために――1-9節 |
10:1 | 「まことに、まことに、わたしはあなたがたに言う.2羊の囲いに1門を通って入らないで、他の所を乗り越えて来る者は、3盗人であり強盗である. |
10:2 | しかし、門を通って入る者は、羊の牧者である。 |
10:3 | 門番は彼に開き、1羊は彼の声を聞く.彼は自分の羊の名を呼んで、彼らを導き出す。 |
10:4 | 彼が自分のものをみな出すと、彼らに先立って行く.羊は彼の声を知っているので、彼に従って行く。 |
10:5 | しかし、見知らぬ者には決して従わないで、彼から逃げ去る.それは、見知らぬ者の声を知らないからである」。 |
10:6 | イエスはこのたとえを彼らに語られたが、彼の語られたことが何の事か、彼らにはわからなかった。 |
10:7 | そこで、イエスは再び彼らに言われた、「まことに、まことに、わたしはあなたがたに言う.わたしは羊の門である。 |
10:8 | わたしより前に来た者はみな、盗人であり強盗である.しかし、羊は彼らの言うことを聞かなかった。 |
10:9 | わたしは1門である.だれでもわたしを通って入る者は救われ、また入ったり出たりして、2牧場を見いだす。 |
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(2) |
牧者、神聖な命、魂の命――群れのために――10-21節 |
10:10 | 盗人が来るのは、盗んだり、殺したり、破壊したりするためにほかならない.わたしが来たのは、羊が1命を得、しかも豊かに得るためである。 |
10:11 | わたしは良い牧者である.良い牧者は羊のために自分の1命を捨てる。 |
10:12 | 雇われていて、牧者ではなく、羊が自分のものではない者は、おおかみが来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げ去る.おおかみは羊を奪い、また追い散らす。 |
10:13 | 彼が逃げ去るのは、彼が雇われた者であって、羊のことを顧みないからである。 |
10:14 | わたしは良い牧者である.わたしはわたしのものを知っており、わたしのものはわたしを知っている. |
10:15 | それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである.そして、わたしは羊のために自分の命を捨てる。 |
10:16 | またわたしには、この囲いのものではない1他の羊もいる.わたしは彼らをも導かなければならない.彼らはわたしの声を聞く.こうして2一つの群れ、一人の牧者となる。 |
10:17 | 父がわたしを愛してくださるのは、わたしが自分の命を捨てるからである.命を捨てるのは、それを再び得るためである。 |
10:18 | だれかがわたしから、それを取り去るのではなく、わたしがそれを自分から捨てるのである。わたしには、それを捨てる権威があり、またそれを再び得る権威がある。わたしはこの命令を、わたしの父から受けたのである」。 |
10:19 | これらの言のゆえに、再びユダヤ人の間に分裂が起こった。 |
10:20 | 彼らの多くは言った、「彼は悪鬼にとりつかれて、気が狂っている。どうしてあなたがたは、彼の言うことを聞くのか?」 |
10:21 | 他の者たちは言った、「これは、悪鬼にとりつかれた者の言葉ではない。悪鬼が盲人の目をあけることができようか?」 |
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(3) |
永遠の命、御子の手、御父の手――羊の安全のために――22-30節 |
10:22 | そのころエルサレムに、1宮の奉献の祭りがあった.時は冬であった。 |
10:23 | イエスは宮の中で、ソロモンの廊を歩いておられた。 |
10:24 | すると、ユダヤ人は彼を取り囲んで言った、「いつまでわたしたちの1心を、不安のままにしておくのですか? あなたがキリストであるなら、わたしたちにはっきり言ってください」。 |
10:25 | イエスは彼らに答えられた、「わたしはあなたがたに言ったのに、あなたがたは信じない。わたしが1わたしの父の御名の中で行なうわざが、わたしについて証ししている. |
10:26 | ところが、あなたがたは信じない.あなたがたがわたしの羊ではないからである。 |
10:27 | わたしの羊はわたしの声を聞く.わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う. |
10:28 | わたしは彼らに1永遠の命を与える.彼らは決して永遠に滅びることはない.まただれも1わたしの手から、彼らを奪い去りはしない。 |
10:29 | 彼らをわたしに与えられたわたしの父は、すべてのものより偉大である.だれも、わたしの1父の手から、彼らを奪い去ることはできない。 |
10:30 | 1わたしと父は一である」。 |
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(4) |
宗教の迫害――31-39節 |
10:31 | そこで、ユダヤ人は彼を石打ちにしようとして、再び石を取り上げた。 |
10:32 | イエスは彼らに答えられた、「わたしは父からの多くの良いわざを、あなたがたに示してきた.そのうちのどのわざのために、わたしを石打ちにしようとするのか?」 |
10:33 | ユダヤ人は彼に答えた、「あなたを石打ちにするのは、良いわざのためではない.冒とくしたからだ.また、あなたは人であるのに、自分を神としているからだ」。 |
10:34 | イエスは彼らに答えられた、「あなたがたの律法に、『わたしは言った、あなたがたは神である』と書かれているではないか? |
10:35 | 神の言が臨んだ人たちのことを、『彼らは神々である』と彼は言われた.そして、聖書は廃棄されることができない. |
10:36 | それなのに、父が聖別して世に1遣わされた者を、『わたしは神の子である』と言ったために、『あなたは冒とくしている』と言うのか? |
10:37 | もしわたしがわたしの父のわざを行なわないなら、わたしを信じなくてもよい. |
10:38 | しかし、わたしがそれを行なっているなら、たとえわたしを信じなくても、そのわざを信じなさい.それは、父がわたしの中におられ、わたしが父の中にいることを、あなたがたが知るようになり、また知り続けるためである」。 |
10:39 | 彼らはまたもイエスを捕らえようとしたが、彼は彼らの手から去って行かれた。 |
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(5) |
命が宗教を放棄することと、命の新しい立場――40-42節 |
10:40 | 1イエスは再びヨルダンを渡り、ヨハネが初めにバプテスマしていた所へ行って、そこにとどまられた。 |
10:41 | すると、多くの人が彼の所に来て言った、「ヨハネは何のしるしも行なわなかったが、ヨハネがこの人について言った事は、すべて真実であった」。 |
10:42 | そこでは、多くの人が彼の中へと信じた。 |
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