出典 |
フットノート |
啓示録 1:4 注4 |
「やがて来ようとしておられる方」とは、キリストの再来を暗示しているのでしょう。このことは、彼の被造物、特に彼の贖われた者にとって、三一の神が何であられるかについて、過去、あるいは現在よりも、その時もっと現実のものとなるでしょう。 |
啓示録 1:4 注5 |
七つの霊は、疑いもなく神の霊です。なぜなら、それは4節(4節)と5節(5節)で、三一の神の間に置かれているからです。七は神の活動における完全な数ですから、七つの霊は、地上における神の動きのためでなければなりません。本質と存在においては、神の霊は一ですが、神の運行の強化された機能と働きにおいては、神の霊は七倍です。それは、ゼカリヤ書第4章2節(ゼカリヤ4:2)にある燭台のようです。存在においては、一つの燭台ですが、機能においては、七つのともし火です。本書が書かれた時、召会は堕落して、時代は暗くなっていました。ですから、神の七倍に強化された霊が、地上における神の動きと働きのために必要でした。 マタイによる福音書第28章19節(マタイ28:19)で、三一の神の順序は、父、子、聖霊です。ここでは順序が変えられています。神の七つの霊が、三番目ではなく、二番目に置かれています。これは、神の七倍の霊の強化された機能の重要性を啓示しています。この点は、第2章7(2:7),11(2:11),17(2:17),29節(2:29)、第3章6(3:6),13(3:13),22節(3:22)、第14章13節(14:13)、第22章17節(22:17)で、その霊の語りかけが繰り返し強調されていることで確認されます。 他の書簡が開かれる時は、御父と御子だけが述べられており、その方から恵みと平安が受取人に与えられています。しかし、ここではその霊も加えられており、その方から恵みと平安が諸召会に与えられています。これも、召会の堕落に対抗する神の動きのためには、その霊が決定的に必要であることを意味します。 |
啓示録 1:5 注2 |
文字どおりには、の中で。 |
啓示録 1:5 注1 |
罪は、原文は複数。罪から解放することは、罪を洗うこと以上の意味があります。 |
啓示録 1:6 注1 |
キリストの血によって贖われた信者たちは、神の王国へと生まれただけでなく(ヨハネ3:5)、神のエコノミーのために王国とされました。この王国は召会です(マタイ16:18―19)。本書の筆者であるヨハネは、この王国の中にいました(9節)。そしてすべて贖われ、再生された信者たちも、この王国の一部分です(ローマ14:17)。 本書の主要な面の一つは、神が全地を神の王国とするために、地上で彼の権利を回復しておられることです(11:15)。キリストが来られた時、ご自身を伴う神の王国をもたらされました(ルカ17:21.マタイ12:28)。この王国は召会へと拡大し(マタイ16:18―19)、召会は全地に神の王国を確立します。一方で、神の王国は今日、召会の中にありますが、もう一方で、神の王国は勝利の信者たちを通して来ようとしています(12:10)。そして、キリストと勝利の信者たちは、千年王国ですべての諸国民を支配するでしょう(2:26―27.12:5.20:4,6)。 |
啓示録 1:6 注2 |
キリストの血によって達成された贖いは、わたしたちを神の王国にしただけでなく、神の祭司ともしました(Iペテロ2:5)。王国は神の統治のためですが、祭司は神のかたちの表現のためです。これは、王なる祭司の体系であり(Iペテロ2:9)、神が人を創造された時の当初の目的を成就するためです(創1:26―28)。この王なる祭司の体系は、今日の召会生活の中で訓練されています(5:10)。それは、千年王国で徹底的に実行され(20:6)、究極的に新エルサレムで完成されます(22:3,5)。 |
啓示録 1:7 注2 |
キリストは、雲に乗って天に上られました。彼は同じようにして地に戻って来られるでしょう(使徒1:9,11.マタイ26:64.啓14:14) |
啓示録 1:7 注1 |
本書で、キリストの再来は二つの面で啓示されています。一つの面で、彼は盗人のようにひそかに来られます(3:3.16:15)。もう一つの面で、彼は雲に乗って公に来られます(7節.14:14)。これは、マタイによる福音書第24章43節(マタイ24:43)、30節(マタイ24:30)と一致します。最初の面では、彼の再来の日や時間はわかりません(マタイ24:36)。しかし第二の面での彼の再来は、明らかに啓示されています。すなわち、それは最後のラッパ(第七のラッパ)の時、大患難の終わりの時です(Iテサロニケ4:16.Iコリント15:52.IIテサロニケ2:1―3)。 |
啓示録 1:7 注4 |
あるいは、地上。ギリシャ語は、第6章8節(6:8),10節(6:10)、第8章13節(8:13)にあるのと同じ言葉です。 |
啓示録 1:7 注3 |
イスラエルの地の部族、キリストを刺し通した者たちを指しています。引照聖句7cを参照。 |