出典 |
フットノート |
| マタイ 1:17 注2 |
ダビデは父祖たちの系図の終わりであり、王たちの系図の開始です。彼は父祖たちの部分を終わらせ、王たちの部分を始めるための目じるしとして、神に用いられた人物です。 |
| マタイ 1:17 注1 |
この系図は三つの時代に分けられます。(1)アブラハムからダビデまでの十四代、すなわち王国の設立以前の時代。(2)ダビデからバビロンへ移されるまでの十四代、すなわち王国の時代。(3)バビロンへ移されてからキリストまでの十四代、すなわち王国没落後の時代。歴史によれば、実際は四十五世代ありました。この四十五世代から、三つののろわれた世代と一つの不適格な世代を省き、ダビデを二世代(王国設立以前の時代の一つと王国時代の一つ)と数えて一つ加え、世代は四十二代となります。この四十二世代は、それぞれ十四代の三つの時代に分けられます。十四という数は、十プラス四から成っています。四は被造物を象徴します(啓4:6)。十は完全を象徴します(25:1)。ですから、十四は完全な被造物を象徴します。十四代に三が掛けられているのは、三一の神が完全な被造物とご自身とを混ざり合わせることを示します。
この系図は三つの区分から成っています。すなわち、父祖たちの区分、王たちの区分、一般市民(捕囚となった人たち、回復された人たちを含む)の区分です。父なる神は父祖たちの区分に対応し、子なる神は王たちの区分に対応し、霊なる神は一般市民の区分に対応します。これも、三一の神と、彼の被造物である人との混ざり合いを示します。
三掛ける十四は四十二です。四十は試練、試み、苦難の数です(ヘブル3:9．マタイ4:2．列王上19:8)。四十二は試練の後の安息と満足を示します。イスラエルの子たちは、安息の良き地に入るまで、四十二の停留地を通過しました。千年王国の安息は、四十二か月の大患難の後に来ます(啓13:5)。試練、試み、苦難のすべての世代の後、キリストはわたしたちの安息と満足となるために、四十二世代目として来られたのです。 |
| マタイ 1:17 注3 |
堕落の時期には、アブラハムやダビデのように、時代の変わり目を示す目じるしとなるような人物はいませんでした。ですから捕囚が目じるし、恥辱の目じるしとなりました。 |
| マタイ 1:17 注4 |
ルカの記録はイエスに始まり、神に戻ります。マタイの記録はアブラハムからキリストへ進みます。ルカは神に至るまでさかのぼります。マタイはキリストまで、前へ下っていきます。すべての世代はキリストに方向づけられており、キリストをもたらすためにあります。キリストは、すべての世代の目標、集大成、終結、完成、成就です。このような方として、キリストは全世代の預言を成就し、彼らの問題を解決し、彼らの必要を満たされます。キリストが来られる時、光、命、救い、満足、いやし、自由、安息、慰め、平安、喜び、これらすべてが彼と共に来ます。ここに始まって、全新約聖 書は、このすばらしいキリスト、すなわち、わたしたちにとってすべてである方を詳細に説明します。ハレルヤ、キリストは来られました！ |
| マタイ 1:18 注1 |
文字どおりには、から出て。キリストはマリヤから生まれたのですが(16節)、彼は聖霊からの子でした。キリストの誕生は、聖霊からの直接的なものでした(20節)。彼の源は聖霊であり、彼の要素は神性です。彼は処女マリヤを通して、肉と血である人性を着て、肉の様(ローマ8:3)、人の姿(ピリピ2:7)を取られました。 |
| マタイ 1:19 注1 |
その当時の義しい人とは、主のすべての戒めと規定の中を歩いていた人(ルカ1:6)、すなわち、ささげ物によってなだめをなし、神の律法にしたがって生きていた人です。 |
| マタイ 1:19 注2 |
文字どおりには、解放しようとした。 |
| マタイ 1:20 注1 |
神はまず、ご自身の霊を通して、マリヤの中に生まれました。受胎が完成された後、人性を持った神は、神･人、神性と人性の両方を持つ方として生まれました。これがキリストの起源です。 |
| マタイ 1:21 注1 |
「イエス」は、ヘブル語の名前「ヨシュア」(民13:16)と等しいギリシャ語です。それは「エホバ救い主」、あるいは「エホバの救い」を意味します。ですから、イエスは単に人であるだけでなく、エホバです。また単にエホバであるだけでなく、わたしたちの救いとなられるエホバです。ですから、彼はわたしたちの救い主です。彼はわたしたちのヨシュアであり、わたしたちを安息にもたらしてくださいます(ヘブル4:8．マタイ11:28―29)。その安息とは、わたしたちの良き地としての彼ご自身です。 |
| マタイ 1:21 注2 |
原文は、複数。 |
